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明日友達に教えたくなる話ってサイトです。
食べ物を残さない、改めて心に刻みました。 https://www.facebook.com/%E6%98%8E%E6%97%A5%E5%8F%8B%E9%81%94%E3%81%AB%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E8%A9%B1-428256783958992/ 牛を殺すとき、牛と目が合う。 そのたびに坂本さんは、 「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。 ある日の夕方、牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。 「明日の牛か…」と坂本さんは思った。 しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。 不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、 牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている。 その声が聞こえてきた。 「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ……」 坂本さんは思った、 (見なきゃよかった) 女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。 「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。 だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。 ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。 明日はよろしくお願いします…」 (もうできん。もうこの仕事はやめよう) と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。 家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。 しのぶ君はじっと聞いていた。 一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。 「やっぱりお父さんがしてやってよ。 心の無か人がしたら牛が苦しむけん」 しかし、坂本さんは休むと決めていた。 翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。 「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」 坂本さんの心が揺れた。そしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせた。 牛舎に入った。坂本さんを見ると、 他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。 「みいちゃん、ごめんよう。 みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。 ごめんよう」 と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。 殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。 坂本さんが、 「じっとしとけよ、じっとしとけよ」 と言うと、みいちゃんは動かなくなった。 次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。 牛の涙を坂本さんは初めて見た。 『いのちをいただく』西日本新聞社より ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『いのちをいただく』のあとがきに、福岡県で助産婦をされて いる 内田美智子さんはこう書かれています。 「私たちは奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。 自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の 悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。 『いただきます』『ごちそうさま』も言わずにご飯を食べることは 私たちには許されないことです。 感謝しないで食べるなんて許されないことです。 食べ残すなんてもってのほかです…」 良かったらシェアお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.11.02 07:31:31
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