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自分がカードゲームを作る上でたいへんお世話になった
本を紹介してみようかと。 ![]() 鈴木銀一郎「RPGカードゲームの作り方」です。 鈴木銀一郎先生といえば、電源なしゲームファンなら かなりの確率で知っているという、電源なしゲームの 大家でいらっしゃいます。 その大家の、カードゲームの作成に関するノウハウを 一冊にまとめたのがこちらの本だったりします。 ところで「RPGカードゲーム」とは何でしょう? この本によると、カードゲームの中でもキャラクター性と ストーリー性を持たせたものを、他のトランプやUNOの ような抽象的なカードゲームとは区別するためにつけた 名前だとか。 ちなみに主が作った「超神ネイガーカードゲーム」だと、 キャラクターの点はクリアしていますが、ストーリー性は 無きに等しいので、この本にあるカテゴリーから言うと、 「キャラクターカードゲーム」となるみたいです。 内容としては、ゲームのルールを作るのに大切なことや キャラクターを作るノウハウ、カードをデザインする上で 気をつけることなどが非常に分かりやすく書かれていて、 おまけに本書の中で実際にカードゲームを1つ作りながら その過程を学べるようにもなっていて、創作意欲を非常に 刺激してくれますw 巻末には、付録として白紙のカードがついていて、それを 使って実際に本の中で作っているカードゲームの再現が 可能になっているのも嬉しい作りです。 本書は「カードゲームの作り方」という名前ですが、実際に 読んでみると、カードゲームに限らずいろいろなゲームへと シフトして考えることができる優れた内容の1冊です。 そのあたりは、さすが大家といったところでしょうかw そういう方面に興味のある方に、ぜひ一読してもらえたらと 思いますね。 とはいえ、出版されたのが1990年ということもあり、現在は 非常に入手困難かと思われます。 それでも探し出そうという根気のある方、その根気はいつか きっとあなたの助けになることでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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