気がついたら
淡い茜色、粉紅色の裾野の上に
薄すみれ色の空が高くひろがって
ビルの灯りが星のように揺れていた。
美しい夕焼けからはじまった十三夜。
玲瓏な月の前を
雲が西から東へたなびいていく。
月の光が雲に透けて
雲はうっすら虹色に反射している。
最近秋刀魚は煮て食べている。
焼くと煙くて...。生姜、醤油、酢を入れて煮ると骨まで柔らかくなる。
糠漬けは1日たっても漬かりにくくなっている。
秋から冬へ(もはや夏から秋でなく)季節がうつりゆくのを
そんなとこからも感じる。
Film Noir or Another Hero
信と義の間のせめぎあいが重い。
自分の心の中の義や信と
他者との間の義や信との葛藤。
さらに、電脳世界でやわになっている「自分は何者か」という保証や存在理由も関わってくる。
善悪二元論ではわりきれない。
アンディ・ラウが映画について(中国語会話で)語っていたように
人は一生の間で善でもあれば悪にもなる。
運命を入れ替えられたふたりの男の人生は
まさにそれを象徴している。
善から悪にかわるのも苦悩するし
悪から善へ這い上がろうとする時、
どんな手段をとるか?
目的が善なら手段は悪でも受け入れられるのか?心に闇を抱える。
人は誰でも清濁併せ持つけれど...。
だからこそ...『歎異抄』の言葉が浮かぶ。
「善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや。」
これはこのことだったのか、と思う。
ふたりの進む道は、最初に選択した時からきまっていたのか
道はつくられたのか、
それはわからない。
無間地獄は寿命がある限り間断なく続くという。
悪から善へ交差する前の来し方をふりかえれば
心をさいなむことは無間の如し。暗黒を胸に秘めて生きていかねばならない。
無間地獄は、ダンテの言う煉獄だからInfernal?
ただ、
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の
悪行を繰り返したあげくに行ったただ1つの小さな善が掬いあげられたように
変ろう、変われると信じて変わった時
無間道からはずれることもできるのではないか、というメッセージも感じられた。
「いわんや悪人をや。」
そして、義を貫いたヤンも
信を貫いたラウも、それぞれ新しいHEROの像のような気がした。
杜可風が撮影に関わっていて美しい映像。
高層ビル群のmirror wallsに
ぬけるような空や雲が映りこんでいるのが印象的。
地上で暗黒にさまよい苦悩する魂の持ち主たちと対照的に
爽快でからっぽな美しさ、闇のない鬼界のように、
うつりゆくものの儚さのように感じられた。
田臥勇太氏NBAに入るかもしれない...。
PGを母語以外でするのは難しそうだけど...Fighting~!
to be continued...!?
buzz KOREA
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