confuoco Dalnara

卯年に卯（ミョ）ハンマッコリを飲む会へ。

紙と鉛筆を手にマッコリを飲むのははじめて。
甘み酸味香りを味わい
5段階評価を付けていきます。

最初は燗をした黒豆マッコリ。
小白山黒豆マッコリ（大江醸造場）

麹のうすい甘酒のような...味わいで寒い日にぴったり。
黒豆の香りは熱に冷めず、合うのでしょうか。

お燗マッコリは
薬缶を大盥に入れて燗をしています。



初めて見る光景！
ヤカン・マッコリはソウルでも全州でもみるけれど...
お燗マッコリは初めて。



い、生きている！？ぶくぶく。

韓国の方の解説によると
これはチュジョンジャ・マッコリと言うそう。
チュジョンジャは漢字で酒煎子。
古来、酒煎子は酒を温めるための器でした。

甘酒を連想したので...
日本の甘酒は麹でつくるタイプと
酒粕でつくるタイプがありどちらも好きだけれど...
どちらかと言えば麹でつくった甘酒が好き。
一時期、京都菊乃井の甘酒をよく飲んでいました。
後者は八海山の酒粕でつくっています。

2010年（寅年）の主役、
ホランイ（虎）マッコリはさわやか。
（ペ惠正ヌルク都家／生酒）

虎の次はウサギ。
トッキマッコリ（ペ惠正ヌルク都家／殺菌）

ウサギ・マッコリはトラに比べるとやや甘く。
白酒っぽいのでひなまつりにいいかも。



並べると半月が満月に、
２羽のうさぎが向かい合うラベル・デザインは愛らしい。
2本は飲まなきゃ！という感じ(^m^)



KISSING RABBITS!?

そして古式床しいネーミングのサミインジュ（思美人酒）
詠詩したくなるかも...

サミインジュ（青山緑水／生酒）
有機米と蜂蜜使用。
思ったほど蜂蜜の濃い甘さはなかった。

白蓮マッコリ（新平醸造場／生酒）

周王山マッコリ（GREEN ROAD／生酒）
荒川区出身。日本製。

2005年ころ取り寄せて飲んでいた「春玉の白」とも飲み比べてみたい。

マッコリならぬ
日本のにごり酒も時々いただくけれど...
にごり酒はアルコール度数がマッコリより高く
香り味わいも異なるけれど...原料米の違いも楽しく。
飲みくらべるのも楽しいかも。



それぞれ一杯ずつくらいだけれど...
こんな感じでたっくさん飲みました！

ラベルを見るのも楽しかった。
味と香りの五角形が表示されている。



即ち
甘み
酸味／炭酸
苦み
濃度（濃さ）
香り

酒類分類は
生濁酒（マッコリ）もあれば
殺菌濁酒（マッコリ）もあり。
生とも殺菌とも書いていない
ただの濁酒（マッコリ）分類もあったので
余力があれば
味と香りの相関を確認したかった！

甘み酸味香りを味わい
5段階評価を付けた紙は提出してしまったので...
曖昧な記憶で書いています。

ワインのテイスティングや
シングルモルトの味の違いは得意な方なのですが...ｗ

お料理は...
ポッサム美味しい～荏胡麻大好き！



大鍋からおでんも飛び出す。



赤い唐辛子の小口切りが見えますが
辛くないおでん。

当初の予定の黒にんにくマッコリもいただいてみたかった♪
新年会でいただいた黒大蒜が美味しかったので。



蒸した芋よりさらにもっちりとし
ほのかに甘酸っぱく、プルーンっぽさがあって...

新年会の時にもいただいた
生高麗人参の蜂蜜添えが美味しかった。
全州でもマッコリの肴に
生の高麗人参が出たけれど今回は蜂蜜添え。



父が高麗人参の粉末と蜂蜜を練り合わせて
お湯に溶いて飲んでいたのを思い出す。
蜂蜜をつかった菓子や料理は薬が付くし、
（薬食、薬菓など）
高麗人参も韓方に欠かせない薬なので
薬食同源の相乗効果がありそう～

締めはトンチミ。
マッコリの乳酸菌にはじまり
トンチミの爽やかな乳酸菌で終わりました。



スイーツだいすきなので
余ったマッコリで
キジュトッ（起酒餅）を作れないかなぁと考えたり。

木村屋のあんぱんを酒種で発酵させるように
キジュトッ（起酒餅）はお酒の力で発酵させる、
かるかん／軽羹のようなふんわりした蒸し餅。
ほんのり乳酸菌の酸味がさわやかで
軽い食感のおもち。

かるかんといえば
江戸に伝わる高麗餅や御目出糖（おめでとう）は
半島のシルトッ／シルトックに似た製法と味わい。
子ども時代にいただいていました。
パッコルムシルトッ／小豆粉餅を思い出す。

今回写真の一部は友人知人からいただきました♪
ありがとうごじゃいます～

to be continued...!?

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