ヨーロッパの個性が薫り立つ映画を観ることが出来るので
機会があれば全作品観たいと思いつつ...
行かれない年もあったり。
2011年は
アイルランドの長編アニメーション
トム・ムーア監督『ブレンダンとケルズの秘密/
The Secret of Kells』(2009年)
が神話、伝説、文化の奥行きが感じられ良かった。
ケルト音楽も好きですし
(10代の頃ルーン文字に夢中だった)。
僧院に暮らす12歳のブレンダンは
バイキングが襲う中ある本を描くために魔の森に入る。
アイルランドの国宝『ケルズの書』誕生のいきさつがいま明らかに……
今年は
ポルトガルの
エドガル・ペラ/Edgar Pêra監督
『バロン/O Barão(The Baron)』(2011年)を選択!
ひとりの役人が山奥の小学校を監査するために村を訪れる。
馬車に揺られて着いたその村は独裁者バロンによって支配されていた。
招き入れられたバロンの城で
役人は面妖な世界へと否応なしに引きずり込まれていく……
ブランキーニョ・ダ・フォンセカ/Branquinho da Fonseca原作、
第二次世界大戦中に映画化されたが
失われてしまったフィルムをリストア&再撮影し(という架空の設定の)
2011年に公開された哲学的、心理的ホラーですが
血は流れず、文学性が高い。
映画の「来歴」も神秘的で奥深く。
架空の設定という二重のフィクション性、ヴェールに包まれているから...
スペインのゴシック・ホラー、ダーク・ファンタジー
『使徒フェルナンド・コルティ/O Apóstolo』を少々想起もする世界観。
文化圏が重なる部分もあるのかしら...
もう一度じっくり観たい。
ラトビアのアニメも観たかった~
クルド系オーストリア人ウムト・ダー監督
『二番目の妻/KUMA』(2012年)も。
ファトマは
伝統や家族の社会的な地位を守りながら
夫と6人の子どもと一緒にウィーンに暮らしている。
トルコの田舎生まれの19歳のアイシェが
ファトマの息子の嫁に選ばれたときから
この2人の女性の間には特別な友情が育まれていく。
しかし、この関係はすぐに試練にさらされることに……
ダー監督はミヒャエル・ハネケ監督他に師事したそう。
演劇のような独特のリズムある場面切り替えなどの演出が印象的だった。
トルコ、クルド系移民はドイツに多く
関連する映画等観て来ていましたが...
おなじドイツ語圏のオーストリアにもいるのですね。
韓国映画『家族の誕生』を思わせた、
Fatih Akin監督『Auf der anderen Seite/On the Other Side』(2006年)のように、
今作も家族の誕生、新生とも言える転換が興味深かった。
次男の事情については勘のよい人なら
すぐ気付いてしまうが...
保守的な価値観の中の
ヒロインの魅力、新しさポジティブさが心に残る。
家族を扱って異文化を見せていても
あえてミステリアスに作為する
ファルハディ作品とは対照的かしら...
トルコの少数民族クルド民族を描いた『Mes/MESH/Walking』。
監督はドイツに移住
キルクークでクルド民族、アラブ民族、トルコ民族、アッシリア民族の
4つのチームがサッカー
to be continued...!?
buzz KOREA
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