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カテゴリ:MANAGEMENT
実家は子どもや婦人もののパジャマの縫製業を行っていました。
十数年前、父の病気と老齢化で廃業。そのあと母はほかの縫製工場へ働きに出ています。 その工場では、アイドルグループの衣装も作っています。紅白で着られたこともあり、1着何万円もすることでしょう。 しかし母の時給は最低賃金以下。そして何ヶ月も給与を支払ってもらえていません。 季節によっては、残業や休日出勤もしています。 公的機関に訴えようにも「仕事がなくなるほうが困るから…」と母は及び腰。 70歳も過ぎれば再就職は難しく、年金は微々たるもの。けれど昔気質で生活保護に頼ることはしたくない。 そんな母の気持ちを利用して搾取するような経営者が、私は本当に許せません。 ただ、母が動こうとしなければ私にもなすすべはなく、「何かのときのために労働時間と給与明細はきちんと記録しておいて」としかアドバイスができません。 父は、従業員を守ることをとても大切にしてきました。 税務署の監査が入っても、内職している方にまで迷惑が及ばないよう最善を尽くしました。 仕事が減ってもぎりぎりまで人員を削減することをしませんでした。 そんな父の経営者ぶりを知っている私には、労働者を駒のように扱う経営者がいることを悲しく思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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