カテゴリ:本の感想
天と地の守り人(第3部) 天と地の守り人 第三部、上橋菜穂子著、偕成社 ロタとカンバルから援軍を得たチャグムは故郷へ帰る。そこで、彼を待っていたのは、頑なな帝と、ナユグの春であった。 とうとう、最後の巻を読むことになってしまいました。 今回のキーワードは絆です。バルサとチャグム、父と子、兄と弟、師匠と弟子、治める者と治められる者、国と国、そしてタンダとバルサ。 戦場にタンダを探して廻るバルサ。やっと見つけ、介護してくれた村人にタンダとの関係を問われて、思わず、「つれあいです。」と答えるバルサにドキっとしたり・・・。 やがて帝になるであろうチャグムには、もう2度と会えないだろうけれど、幼いチャグムとの別れとは違い、もう悲しくはないと思うバルサの気持ちにウルっときたり・・・。 私も、息子が大学のある街に旅立ったときは、空港で泣けたけれど、就職して離れていくときは、寂しくないかな。 読み終わりたくないと思いつつ、どんどん先が読みたくて読んでしまい、感動と寂しさが残りました。 早く、又、上橋さんの次の作品が読みたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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