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ふわふわ卵

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2009年10月03日
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風化する女

「風化する女」木村紅美著、文藝春秋

「風化する女」 同僚のれい子さんが、部屋で死んでいるのが見つかり、私は彼女の郷里で行われた葬式に出かけた。日ごろから会社でもあまり友人もなく、彼女の友人というと私くらいのものだったし、会社から旅費も出るということだったので・・・。

「海行き」     大学時代に知り合った譲君とサラちゃんとは、いつも3人一緒だった。譲君は、卒業後、映画制作の夢をあきらめて郷里に帰り、サラちゃんも、会社を辞めて沖縄に永住することを決めた。私は、久しぶりに譲君を郷里に訪ねた。


どちらの作品も、主役は、若さの盛りを過ぎた女性が主人公。そろそろ若い頃の夢が、夢にしか過ぎないことがわかり、与えられた環境で、いかに生きていこうか、と考える年齢。ちょっと切ないけれど、ガンバレとエールを送りたくなる、そんな作品たちでした。

読んだあと、ちょっぴり古くなった苦味のあるチョコの甘さが胸に広がる感じ。悪くないです。この作家さん、次も読みたくなりました。





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最終更新日  2009年10月03日 13時52分46秒
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