カテゴリ:ファッション
先日、国立新美術館で開催されている「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」を観に行ってきました。
サンローランはピーコート、パンツスーツ、トレンチコート、タキシードなど、先駆的に紳士服を女性向けに改良したことで注目されるようになった、とされています。 洗練されていて美しいイメージはありましたが、あまり私の好みと合致しないなあ…とこっそり思っていたハイブランドでした。 しかしですよ、徹底した美意識の高さにやはり心打たれます。 マチュアでマスキュリン、かつ美しい。 感銘を受けました。 トレンチコートなどの軍服由来の服が、洗練されて生まれ変わり、女らしさを匂い立たせる…というのは素敵です。女性のファッションの可能性を広げた功績は素晴らしい。 自己陶酔とかナルシズムとか、私の人生にはあまり合致しないワードが浮かぶブランドではあるのですが、合致しない人間をもノックアウトするだけのエネルギーがありましたよ。 「ファッションは色あせるけれど、スタイルは永遠。 Fashions fade, style is eternal. 」 イブの名言です。 個人的な意見ですが、年齢を重ねることにより、失ったものもあるけれど、より輪郭がはっきりしてきた部分もあります。それが個性であったり、自分らしさであったり。 自分の生き方というと大げさですが、それを突き詰めて、着たいものを着ていくと、どんどん「らしい」スタイルになっていく気がします。 ファッションでも遊びを入れたり、好みに合わせて改造した部分を褒められることが増えたり。 流行である以上に、スタイルがある人は魅力的ですね。 創始者のイブ本人はなかなか過激で、ドラマチックかつ破滅的な人生を選んだイメージがあり、その心の深淵を覗く勇気が私にはないんですけど! ⤵︎映画はちょっと観たい。 【中古】 イヴ・サンローラン/ピエール・ニネ,ギョーム・ガリエンヌ,シャルロット・ルボン,ジャリル・レスペール(監督) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.11 17:13:25
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