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カテゴリ:お遍路2巡目
第11日目の朝は5:00起床、6:00から護摩堂で朝の勤行です。 部屋から館内の廊下を通じて、こじんまりした護摩堂へ向かいます。 正座イスも完備で便利だなぁ~と思っていたら、KSさんが「スリッパはきちんと並べてないと・・・」と言いながら皆のスリッパをきちんと揃えてくださってます。 過去に数回泊まった時に、朝の勤行で必ず「スリッパが乱れている」というお叱りを受けたんだそうです。 徳を積むための第一歩は『ゴミを拾う、履物を揃える』というのを、私もどこかで聞いたことがあります。 KSさんのおかげでこの朝はお小言もなく、無事に読経と法話で終わりました。 金剛頂寺にお泊りの際は、特に履物は揃えて!に留意しましょう。 6:30朝食、朝食も美味しく満足でした。 デザートのバナナは皆さんおやつにお持ち帰えり。 あわただしく準備をして、次々に出発していく人をKSさんが玄関で見送ってくれていました。 この先はゆっくりとした行程で進まれるとか、数日間ですがお世話になりました。 私も7:15に出発、今日は久々に晴れそうです。 みかん畑の中を下ります。 みかん畑の終わりごろに『黒耳大師堂』を発見。 「黒耳」とは地名でした。 調べてみると『黒耳びわ』という枇杷(びわ)の産地でもありました。 この特産のびわは、通販でも手に入るようです。 55号線に合流し、クジラのオブジェも室戸らしさを感じさせます。 吉良川に入りました。 古い町並みをちゃんと保存しているのが素晴らしいです。 大きな蔵のある屋敷や、旧郵便局のレトロな建物など、きょろきょろしながら歩くのが楽しいエリア。 吉良川の昔の町並みを過ぎて、お気に入りの立石休憩所でひと休み。(8:40) ここは屋根つきのベンチに、綺麗なトイレが完備された申し分ない東屋です。 わかりやすい場所にあるので、利用する人も多いのでは?! またコツコツと55号線を歩き、看板に羽根の文字。 そして、交番の近所にお饅頭屋さんを見つけました。 その名も『お倉饅頭』、気になったので寄ってみます。 9:30くらいでしたが、引き戸は開いていました。 お倉饅頭はこしあんの入った蒸し饅頭、日持ちしそうなので1パック買いました。 さて、前回は炎天下に羽根岬をまわって歩いたので、今回は中山峠を歩いてみます。 羽根の住宅街を歩いていたら、倉庫かガレージのようなところにお祭りの山車が置かれていました。 男性が一人、車輪のメンテナンスをされていたので少し話をさせていただきました。 山車は各町ごとに所有していて、秋の祭りのために春から少しづつ準備をしているそうです。 市営住宅を抜け、予想外の牧場に遭遇。 遍路道は、牧場の横にあります。 峠を登っていくと、途中に展望の良いベンチが設置されていました。 地元の方が通りかかられて「ベンチの横に飲物を入れたクーラーボックスを置いていたんだけど、イタズラされたので廃止しました」とのこと。 ベンチと眺望だけでも有り難いので、ここで朝食のおまけのバナナを食べて休憩しました。(10:10) 峠のてっぺんはそこからもう少し上にあるそうなので、頑張って歩く。 山道の分かれ道には珍しい「×」マークの道しるべがありました。 この「×」マークは、もっとあちこちで使って欲しいと思います。 間違えやすそうな道に「×」してあると、すぐに引き返せて時間のロスも少なくて済みそうです。 峠を越えて下り道で青い海と飛行機雲を見ました。 またまた55号線に合流して【御霊跡】にやってきました。 御霊跡の大師堂は海の端にあって、きっちり戸締りしてありました。 そして、奈半利の町に入ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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