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だんだんわかってくるさ/八万八千億の扉

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2011.04.11
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他の花にさきがけて咲く水仙には、あまりライバルが見当たりません。

 ニホンズイセン3
ニホンズイセン

 

 

このとおり、▼まだ少ない初春、土の色が目立つころに咲きだします。

 ミニ黄水仙1黄ラッパズイセン(ミニタイプ)

 

 

季節のはじめ、ぱっと目を引く水仙。

すこし、うなだれて見える清楚な花。

ニホンズイセン1
ニホンズイセン2

 

ナルキッソスのギリシャ神話をご存じでしょう

諸説わかれるようですので、細部は省きますが、だいたいは、こんなお話です。

*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜*゜

ある日水辺を歩いていたナルキッソスという少年が、ふと水の中をのぞくと・・
そこに、大変美しい少年がいるではありませんか。

ひと目見るなり、この水の中の美少年に恋をしてしまったナルキッソスは、
その場にくぎづけになったまま、やせ細り死んでゆきます。

やがてスイセンに生まれ変わったのちも、ずっと水辺に咲いていたといいます。

ナルキッソスが恋に落ちた相手は水鏡にうつった自分の姿だったのに・・・

彼は自分しか愛することが出来なかったのです。
(他人から愛されることを拒む姿でもありました)

ご存じの、ナルシスト・ナルシシズムの語源でしたね。

ニホンズイセン2
ニホンズイセン(ミニタイプ)

 

 

神話ですから、例によって神々のたくらみが背景に描かれていますが、

自己完結的な世界へのこだわりが過ぎると・・・

・・・その閉じた世界は、安心して居やすい場所に違いはないだろうけれど・・・

・・・という悲劇の話ですね。

 

ミニ黄水仙・雨 3
雨の中の黄ラッパズイセン(ミニタイプ)

 

 

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子どもとしての自分にしがみつくと、「大人になりたくない」気持ちに見舞われるそうです。

大人になることを拒否する行動にでてしまう・・・

例えば、ある種の拒食。ある種のひきこもり。ある種の思春期の自殺。
(自己中(ワガママ)なんてのも・・)

どうしてもそうとしか思えない若い命の自殺がある・・と
故河合隼雄さんは言っています。

さらに、

子どもの世界は、たやすく傷つけることができます。

この平和で無垢な精神は、いとも簡単に不安や恐怖に置き換えられてしまいます。

自由を求めて大人の世界に踏み出すときも、

きびしく世知辛い世の中で、打たれ曲げられてのち、

仕方なく、ひしゃげて卑しく生きるか?

みがかれ直された純粋さもって生きるか

まよいながらの旅です。

あてどのない道でも、内なる‘ともしび’とともに。

・・・・・

水仙がとてもステキなので、その名の由来から考え直してしまいました。






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最終更新日  2011.04.11 11:07:17
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