2007/11/29(木)09:51
ピアニストとヴァイオリンを合わせてきました! クライスラーの『ウィーン風小行進曲」をアップします!
先回に引き続き、ボクのクラッシック音楽の演奏をアップしました。今日、しばらくぶりでピアニストとヴァイオリンを合わせてきました。そこで、その演奏をICレコーダーで録音もしてきました。 今回は、ヴァイオリンの演奏です。曲目は、フリッツ・クライスラーの「ウィーン風小行進曲です。ヴァイオリンは、とても難しい楽器です。先ず、あごと肩でヴァイオリンを支え、左手が自由に動かすことができなければなりません。また、4本の弦を弓でこすって音を出すという原理は簡単なのですが、音程を取るのが難しいのです。ギターのようにフラットがありませんし、弦の上に指を抑える微妙な位置で音程を決めるのです。一にも二にも練習で、指の位置感覚を確かめ覚えながら練習します。弦を支えるコマから3~4cmの位置に弓を当てて弾くのですが、それがずれてしまうとしっかりとした音が出ません。パッセージによっては、コマの近くで強い音を出したり、コマから遠くを引いてやわらかい音を出したりするのです。
ですから、ボクのように大人になってからヴァイオリンを始めた人間では、その基礎がなかなか出来ないのですね。体が硬くない、幼児の頃から体で覚えることが必要になるわけです。ヴァイオリンの音は右手で作ると言います。つまり弓使いによって音が全く違ってくるのです。子どもは腕が柔らかいですから、弦をしなやかにこするので、いい音になるのです。少し練習が進むと、ビブラートを練習します。ビブラートが出来るようになると、音が伸びやかで柔らかくなり、演奏することが楽しくなります。 さて、クライスラーは、20世紀の初め頃に活躍したヴァイオリニストです。ボクらのヨーロッパ旅行の最後の滞在地のウィーン生まれです。素晴らしいヴァイオリン演奏をしてヨーロッパ中で活躍しました。日本にも来たことがあります。彼は、大局は作りませんでしたが、ヴァイオリンの小品をたくさん作曲しました。最も有名なのは、「愛の喜び」「愛の悲しみ」「中国の太鼓」などが有名ですが、オリジナルな作品ばかりでなく、他の作曲家の作品をヴァイオリン用に編曲した曲もたくさんあります。その作風は、一言で言えば、洗練されていてしゃれているのですね。ウィーン風と言えばよいのでしょうか。
演奏するのは、ひどく難しいです。ですから、その中で比較的易しい、「ウィーン風小行進曲」を選んだわけです。ピアニストと合わせるのも、なかなか難しいのですよ。ピアニストの感性とボクの感性が、初めのうちはなかなか合いません。何度か練習しているうちに、話し合って曲想を決めていき、ようやく音楽になって行きます。ぴたっと合ったときは本当に嬉しいものです。合奏をする楽しみですね。またいつか、クライスラーの他の曲も、その演奏をアップしてみたいと思います。
下のURLをクリックして、一番上のクライスラーの曲をクリックしてみてください。http://www2.rak-rak.ne.jp/D0AB3812/myplay/myplay.htm