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カテゴリ:WSカード個別評価(LB)
『ロイヤルプリンセスパフェ』
イベントカード レベル1,コスト3,トリガー0 あなたは自分のクロックを1枚選び、手札に戻す。このカードを思い出にする。 正直に言って未だに一度も使ったことのないカードですが、残念ながらどう考えても弱いです。小毬には悪いですけど、ここは言いたいことをガツンと言ってやりましょう。 「果たして1クロックの回復に意義があるのか??」おそらく最大の論点はここだと思います。 一つ例を挙げてみましょう。今、自分も相手もクロックが5であったとします。ここで自分は1点回復してクロックが5→4へなるのと、逆に相手に1点のダメージを与えてクロックを5→6にするのとではどちらが有効でしょう??クロックの増減自体は前者から-1,+1と、変化量はどちらも同じ1なのですが、私は明らかに後者の方がよいと思います。なぜならば、当たり前のことですがゲームに勝つためには相手にダメージを負わせないといけないからです。いくら回復をしても、負けにくくはなるかもしれませんが、それだけでは勝てません。 話は変わりますが、私はちょっと前まで「MTG」というカードゲームをやっていました。MTGでは最初は20点のライフからお互いにスタートし、それを0になるまで削りあうのですが、2006年の世界選手権でベスト4に入ったデッキに「殉教者トロン」というものがありました。これはひたすら回復を続けて、相手の手が届かないくらいの莫大なライフで敵を迎え撃つというコンボデッキです。世界の強豪がひしめく決勝ラウンドのある試合では、20点のライフがなんと346点にまで膨れ上がったこともあったそうです。ライフ回復もここまでくれば鬼ですねw このことをふまえた上で、ゲームは違えど、本当に1点の回復に意味があるのでしょうか。もちろん答えはノーです。しかもそれをわざわざカードを1枚、ストックを3払ってまでやることでは絶対にないと思います。そのストック3で何ができるか考えてみてください。『主人公&タナトス』のソウルを+3でき、3点の追加ダメージが望めます。1点の回復と3点のダメージ、どちらの方が大きいかなんて考えなくとも分かります。このことは『クド&小毬』にも言えることだと思います。 更に、トリガーが0なのも問題です。もしこのカードの変わりに、他のトリガーアイコンのついたキャラをデッキに入れていたならば、トリガーステップ時に追加ダメージがある上に、自身も殴りに行くことができますよね。どうです??1点の回復よりこっちの方がいいでしょ?? クロックから1枚選んで手札に加える能力もあまり意味がありません。ストックを3払って最大6枚の中からカードを選ぶより、『かけがえのない仲間』でストックを2払って、30枚近くのカードの中から2枚選べる方が断然お得です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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