2011年 1月 読書のまとめ (2)
2011年1月の読書メーター読んだ本の数:66冊読んだページ数:21420ページ■サイコバスターズ(1) (YA!ENTERTAINMENT)サイキック能力を持つ少年少女の訓練施設から、特別な4人が脱走した。彼らを助けることになった、翔(かける)。さえない中学生が、彼らと関わることによって、成長していく話。そして、翔の、本当の能力とは何なのか?マンガの代わりに読んでほしいとあとがきにあるぐらい、イメージがつかみやすく、読みやすい本でした。読了日:01月11日 著者:青樹 佑夜,綾峰 欄人■YA!ENTERTAINMENT サイコバスターズ2予知能力は怖いけど、当たる宝くじが買えるのは、うらやましいです。1巻で仲間になったみんなが同じ中学に入るのはいいとして、敵も乗り込んできて、追いかけまわされる翔は、「グリーンハウス」に逃げ込もうとするが……。ちゃんとわなに気付くあたり、翔くんもバカじゃなくて良かった。読了日:01月11日 著者:青樹 佑夜■サイコバスターズ(3) (YA!ENTERTAINMENT)いろいろあったけど、ハッピーエンドで良かったです。読了日:01月11日 著者:青樹 佑夜,綾峰 欄人■もいちどあなたにあいたいな久しぶりに、新井素子さんの本を読みました。8年がかりとは、よく編集者が付き合ってくれたものですねぇ、と感心。澪湖の母の気持ち、とってもよくわかるだけに、私は、この人が1番嫌いだ。オタク君は、名探偵になれそうですね。さすらう和の人生は流されるままなんだろうか。星型の傷を持つ待ち人に、再会できますように。読了日:01月11日 著者:新井 素子■吾輩はシャーロック・ホームズである (小学館ミステリー21)夏目漱石と、シャーロックホームズがどうかかわるのだろうと思ったら、漱石の妄想?。ホームズ、ワトソンの雰囲気はよく出ていたと思う。といっても、私がこういう本を読んでいたのは、おそらく小・中学時代。子供向け本で読んだのだと思うのだけれど。読了日:01月12日 著者:柳 広司■クラスルーム (ミステリーYA!)『タイムカプセル』のA組、このB組にも、時間を奪われた人がいたんですね。恐るべし栗橋北中学校。久喜の病院、というのが懐かしかったです。なぜ栗橋でないのか疑問。H君の家はお金持ちなのね~。保険金があったのかな?いじめっ子の職業が意外だった。10年たっても変わらない人もいるし、変わった人もいる。読了日:01月13日 著者:折原 一■図書館革命人物のキャッチコピーに笑った。ヒロインが「熱血バカ」。あり得ない。想い人は「怒れるチビ」。「笑う正論」、「頑な少年」青年でしょ、年齢的には。「喧嘩屋中年」も好き。大阪で作家の目立たない変装がまた、素晴らしいです。完結してしまい寂しいと思ったら、別冊が2冊もあって、嬉しかった。読了日:01月13日 著者:有川 浩■別冊 図書館戦争〈1〉図書館戦争シリーズ四冊を読み終えて、あーあ、終わっちゃった、と思っていたら、別冊があるではないですか。大喜びで、図書館にリクエストしました。二冊一気読み。楽しかった。人の嫌な面も描かれていましたが、郁と篤さんの幸せを分けてもらった気分です。基本設定は甘くないのに、郁って砂糖菓子か?すごく甘い~。でも、好きだけど。読了日:01月14日 著者:有川 浩■別冊 図書館戦争〈2〉勘違い女、水島久美子が最低!この巻は柴崎が可哀そうだった。でも、手塚としっかり結ばれたから、もう大丈夫だね。みなさん、お幸せに。玄田隊長も、還暦とか言ってないで、折口さんとよりを戻したらいいのに。読了日:01月14日 著者:有川 浩■人形の部屋 (ミステリ・フロンティア)2冊目の著書だそうですが、ビスクドール・万年筆・花言葉・諸橋(大漢和辞典)など、うんちく満載。主人公は、専業主夫で(本人は家主と主張)、会社勤め時代は、歩く百科事典と、重宝されていた人。会社としては、手放したくなかった人材でしょう。いくら、奥さんが職場復帰して、子供の面倒、家事をするといっても、潔いというか。まだ40歳前なのに。子供のことは重要課題だと思うけど、共働きでも良いんじゃないの?と貧乏な私は思うのでした。(私自身は、専業主婦ですけど)読了日:01月15日 著者:門井 慶喜■図書館の女王を捜して『図書館戦争』をずっと読んできたので、タイトルつながりで、借りてみました。この方の本は初めてだと思います。私には霊感が全くないので、よくわかりませんが、こう簡単に、誰かについて、思い通りにしたり出来てしまうなら、ゴーストバスターは必要だなぁと思いました。盲目の青年が、触れることで、背後霊と話ができる設定は、安直かと。それと、タイトルと内容が結びつかない。主人公の亡くなった奥さんが女王ってことでしょうか。読了日:01月15日 著者:新井 千裕■おさがしの本は図書館はよく利用させていただいてます。本を買うお金も、置き場所もない身としては、大変有り難いです。レファレンス担当の方の知識、記憶力というのは、素晴らしいですね。パソコン検索によって、かなり軽減されたとは思うのですが、やはりあいまいな記憶、思い違いなど、人対人、誠実に話を聞くことから始めないとダメなんだろうと思いました。読了日:01月16日 著者:門井 慶喜■忘れないと誓ったぼくがいた切ない話。難病で愛する人を残して去る人がいる。去る人も残された人も辛いけど、思い出は残る。誰にも記憶してもらえず、消えてしまう少女。努力のかいなく、彼女と過ごした日々は、現実味がなく、自分の妄想かもしれないと思ってしまう主人公。ひとつ救いがあるとしたら、それまで将来の夢を持てなかった主人公が、やりたいことを見つけ、それに向かって努力することを始めた、という点でしょうか。読了日:01月16日 著者:平山 瑞穂■風信子(ヒアシンス)の家―神代教授の日常と謎建築探偵シリーズを読んで見たいと思ったのだが、図書館の書棚に無かったので、神代教授の本2冊を借りてきた。蒼が、どういう子なのか不明。「クリスマスは嫌い」の中で、教授が義兄(養父)と、星空を見た回想が美しかった。自分になじまない子を、養子として、実子の持てない義兄は毎日どんな思いで毎日過ごしていたのだろうか。教授が養父への感謝を態度に出せるまでは、生きていて欲しかったと思った。双眼鏡が蒼に喜ばれて、嬉しかった。読了日:01月16日 著者:篠田 真由美■桜の園 神代教授の日常と謎桜の下には死体が埋まっている。女性はいくつになっても女性だが、三婆の相手ができる神代教授、というか辰野医師がすごい。小児科医としても、優秀なのだろうなと思う。近所に、信頼できる小児科が欲しいと切に願っているのだが、なかなか見つからない。読了日:01月17日 著者:篠田 真由美■眠りの森 (講談社文庫)加賀恭一郎シリーズの2作目だったんですね。順不同に読んでます。まだ若いせいでしょうか、本質に辿り着くまでに、時間がかかっているような気がしました。誰にも、新人時代があるのは当たり前だと思いますが。結局、彼女とは別れてしまったんでしょうねぇ。読了日:01月18日 著者:東野 圭吾■塩の街 (角川文庫)高崎から、美しい海を目指して歩いてきた青年は、何を背負っていたのか。強い想い……。宇宙から飛来した物が、地球を破壊するというのはよくある話だが、積極的な攻撃を加える敵が存在しないのに、人類は失われていく。塩害の恐ろしさと、囚人を実験に使った人間の恐ろしさを感じた。田舎は比較的損害が無さそうなので、人類は復活できますよね?読了日:01月18日 著者:有川 浩■ラブコメ今昔夫が結構自衛隊オタクなので、航空機や戦車の名前も詳しい。航空祭は入間に1度行ったきりだが、機種がT2からT4に代わったばかりのころだった、と調べてわかった。本を読まない夫に興味を持たせたくて、音読したら、関西弁がウケた。なんなら、1冊、読み聞かせてやろうかと思ったりして。私には面白かったです。うちの近所の駐屯地も出してくれたらもっとはまったな。地下鉄サリンの時出動した、化学研究所(?)のあるところですが。読了日:01月19日 著者:有川 浩■温かな手私も銀ちゃんに、余分なカロリーを吸い取ってほしい~。でも、私のエネルギーはきっとまずい。読了日:01月20日 著者:石持 浅海■退出ゲーム以前、アンソロジーの中の1篇として「退出ゲーム」を読み、好感を持ちました。連作短編だったのですね。一つ事件を解決するごとに、吹奏楽部員が増えて行く。有望な指揮者がなぜ高校教師になったのか、そのお話は出版されているのでしょうか。気になります。「エレファンズ・ブレス」は、辛い話でしたが、家族に看取られる老人の最期が、穏やかなものでありますように。読了日:01月20日 著者:初野 晴■レインツリーの国『図書館内乱』がきっかけで手にした本。実際に身障者に優しくない街に住み、15年目にようやく駅にエレベーターが作られました。点字ブロック上に自転車があると投げ飛ばしたい思いにかられます。障害のあるなしにかかわらず、自分を知ってもらうには、殻にこもっていてはだめで、わかってもらうのを待つだけでもダメ。自分から行動を起こす勇気、背中を押してくれる味方が必要だと感じました。「どうせわかるはずがない」は、禁句です。誰もが、それなりの傷を抱えながら生きているのだから。読了日:01月20日 著者:有川 浩▼読書メーター