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カテゴリ:本
今読んでいる、司馬遼太郎の「愛蘭土紀行」に、非常に面白いイギリスの空き巣の話が出ていたので紹介します。
以下引用 ある英国人が家の前に駐車していた古い車を盗まれた。 一週間ほどしてそのボロ車が、元の場所に戻ってきたのである。しかも車の中に礼状まではいっていた。それによると、 「よんどころない事情で車を借用しましたが、幸い用事が早く済んだのでお返しします」 さらに恐縮な(?)ことに、”お礼のしるしに”ということで、家族の人数分だけのオペラのキップまで入っていた。 一家は大喜びで、その日日付のその時間に、総出でオペラ見物に出かけた。その留守中にごっそり家財を盗まれたのである。 引用終わり なんとも鮮やかで優雅な空き巣です。司馬さんは「犯人を芸術家の仲間に入れていいのではないか」とまで書いてますが、同感です。 それにしても、この紀行文。半分近く読み進んだのですが、まだリバプールに留まってます(笑)司馬さんのビートルズ評もなかなか面白いですが。 今朝の体重66.0キロ 体脂肪14.8% 目標2007年1月16日までに64.0キロ、12.9% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.10 18:54:55
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