コージーのランチェスター日記

今シーズンのトライネイションズ最大の注目カードはABsとワラビーズの戦いというよりは、ヘンリーとディーンズの戦いといえるでしょう。

先週の南ア戦でのワラビーズの戦いぶりは、ディーンズの手腕の高さを十分証明するものでした。セットとブレイクダウンに南ア研究の跡が十分窺えました。ここで劣勢にならなければ、ギタウを中心にしたバックスが機能します。

対するヘンリーにはＮＺ国民のプレッシャーが重くのしかかります。ワールドカップ史上最悪の成績だったにもかかわらずの続投ということで、ディーンズ待望論が主流だった世論を覆すためには、ここで絶対に勝利しておきたいところでしょう。

メンバーです。
Australia: 15 Adam Ashley-Cooper, 14 Peter Hynes, 13 Ryan Cross, 12 Berrick Barnes, 11 Lote Tuqiri, 10 Matt Giteau, 9 Luke Burgess, 8 Wycliff Palu, 7 George Smith (c), 6 Rocky Elsom, 5 Nathan Sharpe, 4 James Horwill, 3 Al Baxter, 2 Stephen Moore, 1 Benn Robinson.
Replacements: 16 Tatafu Polota-Nau, 17 Matt Dunning, 18 Daniel Vickerman, 19 Phil Waugh, 20 Sam Cordingley, 21 Timana Tahu, 22 Drew Mitchell.

New Zealand: 15 Mils Muliaina, 14 Anthony Tuitavake, 13 Richard Kahui, 12 Ma'a Nonu, 11 Sitiveni Sivivatu, 10 Dan Carter, 9 Andy Ellis, 8 Jerome Kaino, 7 Daniel Braid, 6 Rodney So'oialo (c), 5 Ali Willliams, 4 Brad Thorn, 3 Greg Somerville, 2 Andrew Hore, 1 Tony Woodcock.
Replacements: 16 Keven Mealamu, 17 John Afoa, 18 Anthony Boric, 19 Sione Lauaki, 20 Jimmy Cowan, 21 Stephen Donald, 22 Conrad Smith.

ワラビーズは負傷のモートロックに代わって、リーグ出身のライアン・クロスがスターター、同じくリーグ出身のタフが控えです。

ABsはカフイとツイタバキを試してきます。ツイタバキは今期絶好調、カフイもイングランドとの第二戦で大活躍したので、多いに期待がもてそうです。

注目選手は両チームのオープンサイドＦＬ。モートロックに代わってキャプテンを務めるジョージ・スミスは先週のワラビーズ勝利の立役者でした。あの南アバックローと，フィジカルで引けを取らない強靭な体です。

対する、ダニエル・ブレイドは久々のABs復帰です。スーパー１４では若干精彩を欠いてましたが、もともと能力が高いので、スミスとの戦いが楽しみです。

予想：2点差でABs