南高梅で梅酒づくり
うちには梅を漬け込んでから5年、6年経った梅酒があるのですが、これを作り手さんたちとの飲み会なんかに持って行くと、かなり喜ばれます。ここ数年は梅酒をつくっていなかったのですが、この梅酒も残りわずかになってきたので、久々につくることにしました。今回は「ちょっといい梅をつかってみようかな…」と思い、梅の本場・和歌山みなべ地方産の南高品種の青梅を取り寄せてみました。5Kgで6,000円ぐらいとスーパーで売っているものより高かったのですが、粒が大きくて香りもよかったです。青梅を1個1個、つまようじでヘタを取り、6時間ほど水にさらしてアクを抜いて乾かしてから、氷砂糖と交互に瓶詰め。梅が5Kgともなると、けっこう大変でした。氷砂糖は、梅1Kg・お酒1.8リットルに対して800gを入れてみました。以前は手頃な価格のホワイトリカーを使ったのですが、今回は一升瓶で2,000~2,500円ぐらいの麦焼酎・芋焼酎を使ってみることにしました。焼酎には詳しくないので、ラベルの感じや名前の雰囲気で選んでみました。ブランデーベースの梅酒もあるようですが、ブランデーでは梅酒をつくったことはないので、今回は手頃な果実酒用ブランデーで漬けてみました。漬けてから1週間経った梅酒。お酒には色の変化は見られませんが、梅は黄色みを帯びてきています(写真左のビンはブランデーなので、元から茶色です)。梅はぽっかり浮かぶこともなく、ビンの中央あたりを漂っていて、いい感じに梅の成分が出そうな雰囲気です。1週間では氷砂糖も溶けきってないのですが、梅からは濃度の濃いお酒に成分がにじみ出はじめているのか、少しづつ梅にシワが出てきています。う~ん、楽しみ楽しみ…今回初めて、梅酒づくりについていろいろと調べてみたのですが、いろんなバリエーションがあるみたいで、もっと梅酒をつくってみたくなってしまいました。泡盛でも梅酒がつくれたり、氷砂糖のかわりに黒糖も使えたりするようです。日本酒ベースの梅酒もあるようですが、家庭でアルコール度数20%以下のお酒で梅酒をつくると酒税法違反となり、アルコール度数15%程度の普通の日本酒で梅酒をつくることは法律上できないようです(たぶん腐りやすいということだと思うのですが)。日本酒の原酒はアルコール度数20%ぐらいらしいので、来年は日本酒の原酒を探して、日本酒ベースの梅酒もつくってみたいと思います。というわけで、今年は合計9リットルの梅酒を仕込んでみました。うちは全員お酒好きなので、早くも「飲みくらべがしたい…!」と盛り上がっております。多めに仕込んだつもりだったのですが、9リットルでは足らないような感じもしてきました。来年は、今年は試していない梅酒もつくってみたいと思います。■ クラフトカフェ楽天市場店