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クランキー猫’s

クランキー猫’s

Rescue fantasyとTrust

今日のセラピーは2人ともHeavyだった。セラピー20年選手の方はNightmareタイプのセラピーだった。一々言った事を言い直したり、何喋ってるのか分からないわ、と吐き捨てたり、散々だった。Personalにとるまいと頑張るが、非常に嫌な感じ。セラピー後、Kと話に言ったら、貴女の事をテストしてるのね、きっと、どこまで耐えられるか。嫌いになるのかどうか。ああ、そうか思い当たる感じもある、セラピーの本やなんかに書いてあるし…。信用しても大丈夫かどうかのテストか。他の人のように彼女を拒絶しないかどうかのテストね。

それと、信用したいなと思うと裏切られるのが怖いし、それに嫌われるかどうか恐れるよりいっそ嫌われてしまった方が、Comfortableというあの論理である。思い当たるな。一回目のセッションは良かったと思ったし、信用したいと思う気持ちにさせたのかも知れない。それにしても冷静に事を進めるので精一杯だったな、体制を立て直さなければ…。明日はMとのSupervisionがあるから。

大ボスとキッチンで一緒になったのでちょっと話してみたらそうかもね~とか言ってた。

もう一人の方は待合室から号泣体制に入っていた。15分も早く到着。待ちきれなかったらしい。号泣し、しかも途中であんたには分かんないわよ、こんなのやってられないから帰ると言い出した。でもC猫は案外冷静だった。なんだか分からないが、彼女をHandle出来るという自信があったのである。きっと死ぬに違いないと言い張るのを帰り際には運転して帰れるくらいには回復させた。いや、セラピスト冥利に尽きるとはいえやっぱり大変な事だ。

私の同情が足らないとイライラした結果、このままだと自殺しかないと言うところに行ったのである。これは所謂Rescue fantasyと呼ばれているもので、分かって欲しい、同情して欲しい、してくれないと死んでしまうかもしれないと、責任の一端を他人に差し出すものである。

勿論、もし、今自殺したい気持ちがあるのなら今日はこのまま帰す事は出来ない、病院に連れて行くしかない、というと案の定今はそういう気持ちはないとの事。やっぱり病院に連れて行かれたり、面倒な事は嫌なわけだ。つまりそれ程切羽詰まっていないのだ、自殺に関しては。

彼女は問題満載で家族全員に頼られる立場にあるので多分そういう重荷を一緒に背負って欲しいという気持ちがあるのだろう。

こういうケースの対応は結構難しい。あまり同情を示しすぎると、土つぼにはまってしまうから…。今日は良く出来たと思う。自分を誉めよう。同僚にも誉められた。あんまりあるケースではないらしい。帰るといわれるのは…。でも彼女が自分を取り巻く全ての状況に怒っていたのは見て取れた。当然の事とも思う、彼女の抱えてる問題を考えれば。私しか怒りをぶつける相手は居ないと言う訳だ。

Posted in diary on November 10, 2004 9:34pm (EST)

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