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クランキー猫’s

クランキー猫’s

薬と人種とアメリカの学生

今日はドクターに行って来た。実はMenstrual bleedingが2週間続いているのである。いや、尋常ではない。9日続いたところで病院に行こうと思い、Intern仲間のKに良い婦人科医知らない、と聞いたところ、実は知ってるのよと言うのだ。Kは他の学校からInternshipに来ている私と同じMaster of Social Workの学生である。

だが、3人の子持ちだ。一番小さい子は1歳半とからしい。学校に入学した時は生まれて間もなかったらしい。いや、アメリカならではだな、主婦の学校復帰。C猫もそうだけど。それにしても生まれたての子供が居て、しかももう2人上に居て院に来るとは尊敬。

そういえば、前に、去年のInternshipでガンの子供専門のセラピーをやったとか言っていた。その時に子供に接しながらどうして自分の子供と一緒に居られないのによその子供の面倒を見ているのかつくづく疑問に思い、辛い思いをしたと涙ながらに語っていた事があったっけ。そりゃ、辛いだろうね。でも母親が幸せなのも本当に子供の幸せに関わってくるとC猫は強く思うのだ。

いくら子供との時間を共有していてもやっぱり母親が何か犠牲にしてるんではないかとか思うとやっぱり子供は分かるのではないか、とか。今学期Child therapyのクラスとか取っていてつくづく子供ってすごく能力があるし、敏感だと思う。その辺の母親の幸せと子供の幸せ、両方を立てるのはやっぱりバランスが鍵だろうなと思う。

Kは感じの良い奥様と言う感じの風情で背はC猫と同じ5“2‘(160cm)位、でも体重は多分40キロくらいではなかろうか。とにかく細い。今の宮沢りえと結構張り合うかも。骨盤とかも小さそうでよく3人も産んだと言う感じ。

やせてる人少ないし、それに細くてもでるとこ出てたりみすぼらしくない人が多いだけに結構目立つ。もう2,3キロ痩せると摂食障害と思われるかも、って感じ。ブルーネットに茶色い目で美人だ。

Kが言うには他のDr.に会いにOfficeに行ったんだけど、そのDr.が気に入らなかったらしい。その時、受付の人と仲良く雑談しているGenitorを見たのである。そう、Genitorと思ったらしい、がそれがこのDr.Tなのである。何かそういう映画なかったっけ?Dr. Tと何とか、とか。

いや、Anyway,それでKはそのDr.Tの気さくな人柄に惹かれ、3人の子供を取り上げてもらうに至ったそうである。このDr.中国系である。いや、と思う。聞いた訳でなないし、英語にも全く訛りはない。Genitorに間違われた理由にはこの人種も関係あるだろう。

猫夫がMBAを受験する時、色んな学校の説明会に行った。その中でC猫は超有名校の説明会に一緒に行った。卒業生達に質問形式の会だったが、前に並んだ男性6人位居て、その人達の隣に黒人がマイクを持ってウロウロしてたのである。C猫はてっきりその人をマイク調整係りか何かだと思っていたら、彼も卒業生だったのである。ごめんなさい。

いや、C猫だって、バーゲンに行って漁ってたら、店員と間違われたりした事あるし。友達も黒人の男性の同僚がいつもカクテルパーティとかでボーイやジェニターと間違われると言っていたから、結構ある事なのかも知れない。でもごめんなさい。

とにかく昨日から又道に迷ったらどうしようかと思いながら行ったので着いただけでも結構嬉しかった。いや、C猫にしては高速を使ってのLong driveだったのだ。滅茶苦茶早く出たので一時間も早く着き、ランチでも食べようと物色。良さそうなCaféを見つけて入ったら絵に描いたような場末のバーだった。というか夜の営業状態が容易に想像できる真ん中に円形のバーのある作りで来ている人達もなんだかRed neckな感じである。

女の人達はちょっとアルコールから足を洗いたそうな感じも漂ってたし…。男性達は夜はビールに玉突きに興じそうな感じである。ウエイトレスは結構若い姉ちゃんだった。前にNJの郊外に居た時の地元のDinerのウエイトレスはすごい面々だった。250年位生きてそうな人も居て笑顔でHoneyと呼ばれた時は結構どうしようかと思ったりしたが…。いや、本当にごめんなさい。

店の装飾は本当に絵に描いたような80年代の感じ。そしてやっぱりアジア人私一人、でも、黒人は一人居た。多分60人くらい居る中でね。

いや、気さくなDr.だった。Kの紹介で来たと言い。She had three children with you.と言ってしまった。まるで先生がKを3回も孕ませたみたいではないか:)でも、まあ、真意は通じていた。

Dr.が言うのは私の今回の卵は良い卵ではなく、脳に上手く情報を伝達できなかったらしい。これを理解するには月経の仕組みを理解する必要がある。卵子が着き位置で排出され、それが受精しなかった場合に子供養育のために必要だったものが要らなくなり、それが血と一緒に流れ出る、これが月経である。

今回の場合その伝達が上手く行かなかったらしい。出血はEventuallyにほって置いても止まるらしいが如何せん体力を消耗する。疲れるし、一日中お腹が減ってるし…。そりゃあ、そうだろうよ、出血だから。

ホルモン剤を飲む事になった。もう30分くらい前に飲んだけど影響と思われるものなし。でもホルモン治療って精神的に何か感覚鋭くなったりとかありそうだから結構心配だったが…。

お決まりのようにDr.には子供を持つ事を勧められる。ある年を過ぎるといつもそうである。だからあんまり行きたくないのだ。学校があったって、産んじゃったって良いじゃんみたいなノリである。それどころじゃないんだって、自分の面倒も見れないのに…というとだって後半年で卒業じゃんとか言われるし。

なんと言われようと今子供を持つつもりはない。やっぱり子供というのはある程度自分の納得の行く時に産むべきだと思うし。でもやっぱり医者に色々言われるのは結構こたえる。

Dr.のプランは結構早急だった。まず血の検査でホルモンの状態を見、排卵があるかどうか調べる。そして猫夫は精子を取られ検査。そして異常がなければそのまま妊娠するかどうか見る。しなければホルモン剤投与。これをもう何ヶ月かとかの単位でやると言うのだ。結構早いな。

猫夫と話す。He recommended me have a baby.と言うと、Dr.と子供を持つって言うのか?と又、Jokeを…。勿論子供を今持つことはないけど、それでも言われた事は嫌だし…云々…。来年ロンドンに行ったらもう作ろうという話に発展。Parisでもトライしようとかそういう話でもしParisで授かったらフランス名にしようとかドイツで授かったらベルリンとか言う名前にしようとか、又冗談に発展。じゃあ、何でベルリンって名前なの?って将来聞かれたら、ドイツで授かったから…って言うの?恥ずかしくない~とかそういう話に。

何か、急にフワフワして眠いな。もしかしたらあのホルモン剤か…。

Dr.の話ではアジア系の双子の生まれる率は150分の1らしい。いっぺんに二人生まれれば良いと思ったが…。Dr.が二人目は結構大変だ、とか言うから年齢的に。白人の方がずっと確立は高いらしい。猫夫のタネが頑張って双子を作るか:)なんてね。

それにしても脳の働きや体のことって不思議。この間授業でこううつ剤の副作用で母乳が出るとかあるらしいと聞いた。こううつ剤は脳に働きかける薬なのでそういう脳のコントロールに変化がでるらしいのだ。脳腫瘍とかで腫瘍の位置によって妊娠しているような症状を起こしたり、色々あるらしい。勿論母乳が出たりとか。

こういう事を書くとこううつ剤は悪と思われるから書き加えるが、全く何も受け付けないようなうつの患者さんには本当に薬の存在はありがたい。薬によって気分が落ち着いたらもっと良いセラピーができるというものだ。OCDやPTSDの患者さんも同じである。

アジア人は薬に対する抵抗が大きいが、C猫はこの点は薬の存在を肯定するしかないポジションにある。セッション中ずっと落ち着きなく貧乏ゆすりするし、話を聞く余裕もないほど上ずった患者さんが本当に落ち着くのである。やっぱりこういうところは薬は偉大だ。勿論薬で症状を抑えてセラピーで治すのが目的だ。

しかし、重度の精神病、分裂病などは薬の服用なし、セラピー一本では現段階では治療自体難しいとされている。薬で症状を抑え、セラピーではその病気を持つ苦しみを話、負担を軽くするわけである。

Posted in diary on November 23, 2004 7:53pm (EST)

実際に症状は一発で改善されました。かねてから猫夫(190cm、100キロ以上)とC猫(160cm、太め)で同じ薬の服用量なのはおかしいとは思っていましたが、アメリカの薬は本当に良く効きます。

こううつ剤に限って言えば、アジア人は身体のサイズとかの事の他に新陳代謝の面でも白人より薬が効き易い事が分かって来ています。

November 2004 up





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