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担任から電話がありました。
給食時、欠席者が数名いてデザートがいくつか残ったそう。いつもどおりじゃんけんで勝った子が食べられることに。もちろんくりーむもじゃんけんに参加。 いつもは負けたとしても「しょうがない」とあきらめるくりーむなのですが、昨日は違ったみたい。 じゃんけんで敗れると大泣きしてみんなを困らせたそう。 クラスの女の子が自分の分を譲ってくれてくりーむは現金にも立ち直った。 が、一人の男の子が「くりーむばっかり、いつもずるいよ!ぼくだって食べたいのに」とふくれてしまった。 そうなんです。正論です。なんでくりーむばかり優遇されるのか・・・不満がでるのが当然です。だってまだみんな3年生。食べたい気持ちはみんな同じ。なのにいつもくりーむにはみんな甘い。そんなのまちがってる! くりーむも大多数のお友達も私も担任も、くりーむには甘い。それがいつの間にか当然のことのように思われてしまっていた。でもちょっと待って!たとえくりーむにハンデキャップがあったとしても、なにか間違っているような気がする。くりーむだってお友達が食べたいと思う気持ちを理解できるようになった方がいい。このまま甘やかされて当然の雰囲気は将来を考えるとかなり危険なことだ。 担任も私の意見と同じだった。 今日の献立表を見ると、また魅力的なデザートが入っていた。で、くりーむに言ってみた。 「昨日くりーむは泣いてずるをしてお友達からデザートをもらえたよね。でも他の子もほしかったんだよ。もしほしい子が全員くりーむみたいに泣いたらどうなるの?」 くりーむはバツが悪そうな顔で聞いていた。 「だから、今日のデザートがもし残ったとしても、昨日もらえなかった子に譲ってあげないといけないよ。みんなも食べたいんだもんね。」 そう言って送り出した。 帰ってきて聞いてみたら、やっぱり2個デザートが残ったらしいが、 「ぼくは昨日お替りしたから、今日はやめとくよ。」 と言って、じゃんけんには参加しなかったらしい。 くりーむがそう言うことで、昨日不満を感じた子の気持ちがやわらげばいいな。譲ったり譲られたり、いつかはそういうことが自然にできるようになってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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