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三昧境(さん・まい・きょう)~自分らしさを鍛える、利かす、そして愉しむ~

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2005.05.19
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カテゴリ:エッセー
学校が終わって部屋の整理なんかをしています。

以前に書いたエッセーなんかが出てました。

日の目を見ないのも寂しいので、日記で公開して
することにします。

日本人であることの誇りは何かを考えて、やはり、
武士道に辿り付きました。

だって、日本語を教えるのに日本のいい所を喧伝
出来ないと教師なんて続けられないですもん。

ということで、武士道なら多くの生徒が興味を
持つだろうと少々本などを読み漁ってみると、
全く自分がイメージしていたものとは違った
モノが見えてきました。

研究ではないので浅はかですが、是非、武士道の
真髄をしって欲しいと思います。


====================


武士道は精神の修養を説いたものである。


現在、格闘ブームのせいもあってか、
武士道=折れない精神力というイメージが
定着してしまっていますね。

でも、これは少々間違った解釈です。

心が強いからといって、肉体的に強靭という
ことではない。


武士道の最大の目的は実は強い身体を作ること
ではない。

本当の目的は『争いを避ける』ことである。

現在、武士道と呼ばれているものは江戸時代に
確立したと考えて間違いはない。

その前の安土桃山時代や戦国時代は群雄割拠で
下克上が当たり目の弱肉強食の時代でした。

腕の覚えのあるものなら誰でも一騎当千と自己宣伝
をして、歌舞いては採用してくれる組織を探したんです。

これが浪人の始まり。

採用がなければ、読んで字の如し浪人になって他人の軒を
借りながら放浪の旅をしました。

宮本武蔵なんかが格好の例ですね。

豊臣秀吉もその類いの人である。

素性なんてどうでもいい、兎に角、腕や頭がキレル人間が
出世の階段を登ることが出来たわけです。

この戦国時代は物流が活発となり、市場が栄えました。

稚拙でしたが今でいうところの産業革命みたいのも起きました。

農業も色々な改革が行われて生産力が飛躍的に伸びた時代です。

武田信玄は開墾や堤(つつみ)の開発で農業改革に努めた
そうです。

それから、中国、ポルトガルから色々な物品が流入して、
鉄砲なんかも開発されますね。

織田信長の安土城、豊臣秀吉の大阪城、聚楽第の栄華を考えると、
ある部分では富の集積が起きています。

物品が増える過程で起きること、それは自由競争である。

知恵と運次第で富と権力を得ることが出来る。

黙っていてもモノが増えていくので、自由な市場競争が起きるのが
道理なのである。

しかし、鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギスの豊臣秀吉が亡く
なると、鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスの徳川家康が政権を
奪取します。

この江戸幕府は戦国時代からガラット様相を転換します。

===================

明日に続きます。

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Last updated  2005.05.19 14:06:25
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