数年後の都知事選を控えた都民へ ~小池百合子を非難する前にするべきこと~
ドイツの名将、ゼークトは「有能な怠け者は司令官にせよ。無能は働き者は銃殺せよ。」と言った。経営の神、ドラッカーは「部下たちは上司の悪いところのほとんどのことは許す。しかし、真摯さの欠如だけは許さない。 」と言った。不真摯で無能な野心家・・・小池百合子という人は結局そういう人なのだ。一番トップにしてはいけないタイプなのだ。そんなの、国政でも目立っていた彼女のこと。政治家としての手腕が粗末にすぎる事は分かりきったほど分かっていたことではないか。小池百合子は強欲で権力を切望するがゆえ、都知事になった。だけど都政をやりたかったわけではないし、政治を行う能力もない。今にして思うと、2017年の夏が彼女のピークだった。都議会自民党との抗争、築地と豊洲、オリンピック、都民ファースト・・・トピックスがあるうちはいいが、しばらくして冷めてくると「おや?」となってしまう。結局、小池百合子がしてきたのは風呂敷を広げるだけ広げて「んー、どっしよっかなー?」と首をかしげてることだけだったではないか。小池百合子の「何かやってくれそう!」という期待を高める能力はずば抜けている。しかし、何かをやりとげる能力はない。そんなんことは彼女については小沢チルドレンのころから1ミリも変わっていない、あたりまえの日常ではないか。小池百合子の無能が悪いのか?不誠実が悪いのか?いや、小池百合子はなにも悪くない。そうした無能な野心家であっても30歳以上の日本国民という要件さえ満たしていれば、被選挙権があり、都知事選に立候補する権利がある。小池百合子は悪行をおこなったわけではない。真摯に都政をやるつもりがなかったことを説明せずに立候補したとして、それは不誠実ではあっても犯罪では決してない。悪いのは小池百合子という人がどういう政治家かということを知っているはずなのに、またも「なんとなく」で投票したB層の都民だ。少し古い話だが、よく思い出して欲しい。猪瀬都知事の献金スキャンダルからの舛添都知事の公私混同スキャンダル、その後の小池都知事だったのだ。ひどい3連コンボである。あなた方は、猪瀬後はともかく、せめて舛添後に「これは選んだ側も悪かった。」「ちゃんと候補を見て投票しよう。」と思わなかったのか?今度こそ、今度こそは都民は刮目して候補者を見るべきだし、小池批判の前に自らの投票行動を思い起こして猛省すべきだ。この災禍を呼び込んだのは小池百合子ではなく、あなた方なのだから。