『ハウルの動く城』見ました。
20日に公開されたばかりのジブリ最新作『ハウルの動く城』を見てきました。僕は映画館に行くときには公開直後の混雑が落ち着いてからにしてるんですが、この映画に関しては「木村拓哉は嫌いだけどまずは見てみないと」と思い、いつもとは違い、公開第1週に見に行くことにしました。レディースデーで女性が1,000円であったこともあり映画館は超満員。昼過ぎに行ったのに、夜の最終上映分にやっと滑りこみセーフでした。それを見越して、行こうと思っていた時間よりもやや早めに行って大正解でしたね。さて、肝心の『ハウルの動く城』についてですけど、ネタばれになっちゃうので映画の内容には直接触れませんが、僕が見る前に予想していたよりは面白かったなぁと感じました。テレビ版のCMではハウル役のキムタクの声を一切流さず“封印”していたわけですが、彼自身が製作発表の場で言っていたように「特に役作りはしてない」なと思いましたね。僕はキムタクに一種のアレルギー反応を起こしてしまうくらい苦手なので、映画を見る前は「ハウルを見てキムタクの顔が頭に浮かんでしまったら終わり」と思っていたんですけど、それは端から“ハウル=キムタク”だと思うから感じてしまうだけで、実際、意識さえしなければ自然に見ることができましたね。最近の宮崎アニメは毎回声優陣に手を抜かないのが特徴の一つですけど、荒地の魔女役の美輪明宏は、宮崎駿監督も真っ先に配役を決めたというからあって、それはそれはハマリ役でしたね、あとは敢えて役名と声優の名前は言いませんが、ハウルの弟子もなかなか適役だったのではないかと思います。ですが、1回見ただけでは理解できない点がかなりあったのも事実。終わった後、連れと「あれは何だったの?」などとずっと話しましたよ。まあ、映画をより理解するために「また見たい」と思わせるところも含め、すべてが宮崎駿氏、ジブリスタッフの凄さなのかなという気もしますが。人それぞれ好き嫌いがあるので一概には言えない部分もありますが、僕は最近のよりも『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』など、初期の作品のほうが好きですね、何も考える必要がなく純粋に楽しめる。社会から注目されるものの宿命でもあるんですけど、ジブリ作品は新作が出る毎に、常に前作を超えるものを要求されるので、どうしてもストーリー面で複雑になったり難しくなったりするんでしょうけどね。いろいろ書いたけど、それでも他の映画を見るよりは絶対おすすめ。久石譲氏作曲のテーマ曲『人生のメリーゴーランド』の着メロ、映画を見た後に早速ダウンロードしてしまったクチです。『誰にでも秘密がある』や12/11公開の『僕の彼女を紹介します』などの韓国映画、12/4公開の『Mr.インクレディブル』など見たい映画が他にも山ほどあるんですが、機会があれば映画館でやってるうちにもう一度『ハウル』を見てみたいですね。【11/29書き込み】