岡山市内の「夢二郷土美術館」で
「夢二と岡山・絵画や詩」企画展
浴衣着て 鏡に向かい 紅を引き
君は夢二の 絵姿となる (再掲)
★ 大正ロマン。大正という時代の雰囲気を今に伝える文化・芸術の趣。
その代表的な画家であり、詩や短歌の作家としても竹久夢二は知られ
ています。
★ 出身は、岡山県。現在の瀬戸内市。いまも生家が残っています。
★ その夢二の、故郷・岡山にちなんだ絵画や詩を中心とした企画展が
岡山市内の「夢二郷土美術館」で開かれています。7月3日までです。
その間には私も行ってみたいと思っています。
★ 竹久夢二は、絵画もさることながら、詩や短歌などにも数多く残し
ており、たとえば「宵待ち草」は年配の方なら知っておられる人が多
いのではないでしょうか。
「宵待草」原詩
遣る瀬ない釣り鐘草の夕の歌が あれあれ風に吹かれて来る
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき想ふまいとは
思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな
★ そして、私の大好きな夢二の短歌の一首がこれです。
なつかしき娘とばかり思ひしをいつか哀しき恋人となる
★ 新聞やテレビで夢二の名前が出るたびに、思い出されるのが私がま
だ独り身の時に親しくして頂いた先輩と、県内のコーヒー店めぐりを
していた時のことです。
★ そのなかで、先輩と私がとても気に入っていた「夢二」という名の
喫茶店が岡山駅地下街にありました。
★ その名の通り、店内には夢二の絵がかけられており、内装も大正ロ
マンを感じさせる素敵な店でした。その時から、すっかり夢二のファ
ンになりました。
★ 夢二の時代は、明治、大正から昭和と、戦時一色に染まっていく時
代。その中で時代の閉塞感に苦しみつつも、自らの才能を開花させ切
った夢二という人に、いまも限りない魅力を感じるのです。
今日の岡山は、曇りのち晴れで日中は20度の予報です。
★いつも、ご訪問いただきありがとうございます★
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