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平安寺のささやき  短歌日記

平安寺のささやき  短歌日記

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2016.06.10
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カテゴリ:カテゴリ未分類

子どもの頃の思い出再び、干し鮎のこと。
土間の天井から吊るした鮎をさす「ホデ」。

 

i2015121611185101.jpg

私の家でも、こんな様子で20尾から30尾の鮎が泳いでいました

 

   見上げれば 天井泳ぐ 鮎の群れ
   故郷の夏 故郷の家


★ ふたたびの、子どもの頃の鮎の話です。私や私の兄弟たちが毎日採ってくる鮎
 に、父が竹串を打ち、台所の土間の天井から吊るしたホデで干していました。

★ ホデとは、竹串に刺したアユなどの川魚を干すために、麦わらを束ねて数か所
 を縛って作ったもので、そこに竹串を差し込み高い所に吊るせば川魚を干して保
 存することができるのです。

★ このホデという道具ですが、私たちはそう言い習わしていましたが、正式の名
 称、あるいは全国共通の呼び名があるのかもしれません。ネットで調べてみたの
 ですが、よくわかりませんでした。

★ 父は「数日干した魚が一番おいしい」と言っていましたが、それはともかくと
 して、飛騨高山の食堂の天井に、同じようにいっぱいの鮎やイワナを吊るしてあ
 るのを見たことがあります。こうしておけば夏でも腐ることなく保存できますし、
 食べたいときに食べることもできるのです。

★ こうして、子どもの頃には、鮎とともにウナギもまた、存分に食べることがで
 きる最高の夏を過ごせました。

★ こうして思い出す子どもの頃の夏は、本当に懐かしく、もう一度あの頃に戻り
 たいという気持ちにとらわれてしまいます。


 

                    今日の岡山は、晴れ時々曇りで日中は30度の予報です。              

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Last updated  2016.06.10 06:58:24
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