秋ゆえに
今を盛りと 朝顔の
濃い紫の 埋める生け垣
★ 思い込みとは、本当に恥ずかしいものです。何十年にわたって季節になれば
ずっと見てきた朝顔を、夏を代表する花だと私はずっと思ってきました。
★ 観察眼が備わっていたら、10月の初旬に咲いている朝顔など、どこにでも、
いくらでも咲いていたのをおぼえていたはずなのに、昨日の自転車散歩の途中
のお宅の庭の生け垣に、藍色というのか濃い紫といえばよいのか、とにかくそ
んな朝顔が、埋め尽くしているのところに出くわしました。
★ 「こんな時期に季節外れの朝顔が?」-ついついそう思ってしまいました。
家に帰って、気になって仕方がないものでネットで調べてみると、西洋朝顔は
7月~11月が開花時期とありました。
★ 朝顔は夏の花という私の何十年もの思い込みに、われながら恥ずかしく情け
なくなりました。もちろん俳句の季語としても「秋」だそうです。
★ いまさら、こんな思い込み一つでくじけなくてもいいのですが、それでも落
ち込みました。
★ ちなみに、ネットには次のようなことも出ていました。
秋の七草の「朝貌の花」
奈良時代の貴族・歌人の山上憶良(660~733)が『万葉集』に詠んだ以下の
歌が秋の七草の由来とされ、ここに「朝貌の花」が登場します。しかし、アサガ
オが中国から薬草として伝わったのは、山上憶良の死後と考えられており、この
朝貌はキキョウとする説が有力です。
萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花
姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花
今日の岡山は、曇りのち晴れで最高気温は25度の予想です。
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