誰よりも/信じられない/のが俺の
/妻だからこそ/喚問を拒否
★ 安倍総理を研究する本が、このところ何冊も出ているようです。たまたま毎日新聞の日曜日の書評欄に出ていた本の紹介が気にかかりました。
★ 本の題名は「安倍三代」(朝日新聞出版)。著者は青木理さん。評者は中島岳志さん。書評の後段にこう書かれています。
「晋太郎がよく口にする言葉があった。『俺は岸信介の女婿じゃない。安倍寛のの息子なんだ』。晋太郎は戦争に反対した父を誇りにしていた。・・・・・・晋太郎が総理の座を目前に病死すると、晋三は1993年に政界入りした。そして急速に右派イデオロギーに染まる。関係者は言う。『・・・あれは間違いなく後天的なものだと思います』。晋三の政治スタンスは父への反動だったのか。本書は安易な結論を避けつつ、取材を通じて感じた『不気味さ』を率直に語る。・・・」
★ 「不気味」な政治家、安倍晋三。「なるほど」と思いました。どこからどうみても、総理としての器ではない人物が、自分が後天的に身に着けた右翼思想を武器に、母方の祖父、岸信介を持つがゆえに総理となれたのは、その「不気味さ」にあるのかもしれません。
★ 祖父の岸信介氏は、アメリカに忠誠を誓うことによってA級戦犯として処刑されることをまぬがれ、アメリカの許容する範囲で、戦前のように天皇制を中心に据えた政治体制の復活を夢見た人物です。
★ 父方の祖父や父の生き方を否定し、母方の祖父の右翼思想にあこがれ、自分が身に着けた右翼思想は後天的な付け刃であり、中身は空っぽ、それ故にまともな政治家には到底なれず、憲法を平気でふみにじる蛮行を平気で行える「不気味」な政治家として生きる以外にはないのでしょう。
★ そして、そんな人物が、我が世の春を謳歌する中で発覚・問題化した森友学園事件、とりわけその中で妻の果たした役割が、皮肉にも彼の足元を大きく揺るがす結果となっています。
★ 野党からのきびしい質問にあえば何をしゃべるかわからない妻を、ひたすら証人喚問の場に出さないように声を荒げて慌てふためく姿は、この人物が総理の器どころか卑俗な小心者であることを如実に示しているように思えてなりません。
今日の岡山は、曇りで、最高気温は14度の予想です
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ー戦争法の発動を許さず、必ず廃止にー
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