|
カテゴリ:カテゴリ未分類
梅雨開けず うだる暑さに ★ わが家の庭木でも、クマゼミの初鳴きが聞こえました。シャンシャンシャン、ギィー。庭中にいっせいの鳴き声がやかましく響き渡ります。 ★ 蝉時雨(せみしぐれ)。言葉としての響きは、粋で風情あるものです。 蝉雨(しぐれ)の意味は、初冬の頃、一時、風が強まり、急にぱらぱらと降ってはやみ、数時間で通り過ぎてゆく雨のことです。 蝉時雨(せみしぐれ)とは、セミたちが一斉に鳴きたてて一斉に鳴きやむ様子を、その時雨に見立てて表現した言葉のようです。 ★ 私の故郷、岡山県高梁市の実家は、裏手の山に神社があり、その山からは、ちょうど今の時期は文字通りの蝉時雨が、一日に数十回ぐらいは繰り返されるのです。 おそらく声をそろえて10分程度鳴き続け、ぴたっと鳴き止むことの繰り返しです。 ★ こどものころも、あまりの暑さにまいり、イライラしているところへの蝉時雨は、「やかましいっ」「うるさーい」と怒鳴りつけたくなるときもあったものです。 ★ それでも蝉時雨は故郷の夏を代表する風物詩。 思い出せば、夏の青々とした山いっぱいに住むセミたちの、やっと地上に出てきて生を謳歌する姿。なつかしい限りのこどものころの夏がそこにはありました。
故郷の 山には蝉が 時雨鳴き 川には鮎の 跳ねる夏あり
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.11 07:18:19
コメント(0) | コメントを書く |