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平安寺のささやき  短歌日記

平安寺のささやき  短歌日記

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2019.08.12
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カテゴリ:短歌 季節を詠む
​​故郷の 
盆が恋しや あの音頭 
備中高梁 松山踊り





★ わが故郷・岡山県高梁市。最近では、全国一暑い自治体の一つとしても名をはせています。岡山県内では、県内でも最大規模の盆踊り大会が開かれることでも知られています。

★ その高梁市も、昨年は西日本豪雨により多大な被害を受けて、伝統の盆踊りも1日のみの開催でしたが、今年は例年通り8月14から16日の3日間行われるようです。


★ 私が市の職員として勤め始めたころには、市職員としての踊り場整理などの当番がありました。その日以外は、母が手縫いしてくれた浴衣で踊りあかして、しばしば朝帰りしたものです。

★ 松山踊りの歌詞はいろいろありますが、観光協会の作成した歌詞集に載っている代表的なものの一つが次のものです。

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松山踊り音頭 その1
備中高梁松山踊り 月の絵になるお城の矢場で

ちょいと小粋な姉さん冠り かけたたすきは夜目にも紅い

差す手引く手に化粧がかおる くるり廻れば月影おどる

顔をかくした鼻頬冠り 髭と声とはかくせぬ旦那

はずむ太鼓に踏む足取りも 軽い袂にゃ涼風そうて

浮かれ出てきた翁やおおな 腰を伸ばして音頭に乗って

踊る手振りは昔のままよ 更けりゃ次第に広がる輪幅

金の苦労も浮き世の義理も 今宵ばかりは空吹く風よ

おどりひとつも踊れぬ野暮に 明日の果報が廻って来ようか

時の老中板倉様も 音に名高い方谷様も

おどらしゃんした松山踊り おどらしゃんしたこのおどり

南にながるるあの大川の 阿部の渡しの川向い

ここは尼子の十勇士 墓は山中鹿之助

七百年の歴史流れ 臥牛のお山の城光る

清き流れは高梁川の 方谷橋の夕涼み

昔をしのぶ土手柳 河原くるくる袖の下

サツキの波に浮かぶ島 蓬莱山の枯庭は

古き禅寺に遠州が 残した技ぞ今かおる

音に聞こえし板倉様は 初代所司代すえ老中

御陣羽織は虎の皮 お城にひびく藤の胴

殿様家中お揃いで 深編笠に落しざし

手振り身振りもしなやかに 夜更けておどる月の影

国の学者と呼ばれたる 方谷様も仲間入り

手拍子楽しくおどりぬく 自慢じゃないが高梁は

京の景色におとりゃせぬ 北にみゆるはお城山

雲にそびゆる天守閣 今じゃ国宝名も高し

★ 殿様の圧政に苦しみつつも、その殿様を称え踊りあかす、そうせざるを得ない庶民の辛さのはけ口としての盆踊りにやるせなさと同時に、殿様といっしょになって踊る歌詞で踊る庶民のしたたかさを感じつつ、岡山の地からかつての私を懐かしみたいと思います。
        わが母の 手縫いの浴衣 ​​​​​​身につけて 踊り明かした 故郷の盆
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今日の岡山市は、晴れ所により曇りで、最高気温は36度の予報です。
★いつもご訪問いただき、ありがとうございます★
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Last updated  2019.08.12 07:32:08
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