2008/01/23(水)20:26
孤独
光一:「人間って、なんでこんなに孤独なんだろ」と考えたときにな・・・。
影夫:うん。
光一:スエーデン・ボルグかなんかの本を思い出してな。
影夫:ほう。
光一:あの世では、夫婦は、一つの空間に折り重なるように過ごしててな。
影夫:イタコが、霊を身体の中に入れ込んだような状態か。
光一:その例えが合っているかどうかは解らないけど、男が+で女がーだとするならば、中和して安定した状態が、あの世にはあるんじゃないかな。
影夫:+-ゼロということか。
光一:仏教の如来とか菩薩というものは、男でも女でもなく、性を超越した存在だって言うけど・・・。
影夫:それと「孤独」とどういう関係があるんだ。
光一:この世に生まれて、「肉体を持つということは、男(+)か女(-)のどちらかの肉体を選ばなければならない」ということだと思うんだ。
影夫:じゃあ、この世に生まれてくるということは「あの世で、夫婦が一つの空間に折り重なるように過ごし、安定した状態」から、「+かーかの不安定な状態」になってしまうってことか。
光一:人は、あの世の記憶がどこかに残ってて、安定した状態を求めて、結婚や離婚を繰り返すけど、結局、肉体の性質上「孤独からは逃れられない存在」だと思うんだ。
影夫:そうすると、この世で、夫婦仲良く暮らせるということは、幸せなことだな。
光一:「仲良きことは美しき哉(かな)」ってか。