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カテゴリ:ちょびっと心にとめたい言葉
金曜日、ある学校の研究会に参加しました。
そこで聞いたある先生の講演の中にこういう言葉がありました。 「そこにあるから見えるんじゃなくて、人が見るからそこにある。」 それを聞いたとき、私はふと、 これは、釈迦の言う「色即是空」に通じるものではないかな? と、思いました。 たとえば、道端にたんぽぽが咲いていたとします。 同じその道をあるいても、そのたんぽぽに気がつく人と まったく気がつかない人がいる。 気がつかない人にとっては その道にたんぽぽの存在は全く無いわけなんです。 ・・ということは つきつめると、事物、出来事、そのすべては 最初にそれがあるんじゃなくて 人がその存在を作っている・・・。 人は、事物や出来事に、幸せになったり苦しめられたりしてるんではなくて 人が、幸せな事物やできごとの存在を作り、 人が、苦しみの事物や出来事を作りだしている・・。 うまくいえませんが、悟りの人が何ごとにも心おだやかでいるのは そうあることで 事物、出来事に翻弄されず、 すべてを安らかに受け止めるのではなく、 そうあることで、かれらを取り巻く、事物、出来事はすべておだやかなものになってしまう。 やっぱり、私なんかには、うまくいえません。 何かただならぬことが起こったとしても それを不幸や苦しみのできごとにしてしまうのは 人そのものだ・・ということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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