2010/06/16(水)00:29
いまさらだけど「アバター」を観ました
我が家のお隣のKくんは自宅に小さいシアターレベルの装備を持っておるのです。先日お惣菜を差し入れたら、「アバター」観る?と聞くので 行く!行く!!と 返事をして予約しておいたのでした。
で、今日見せてもらったのです。感想はというと・・・面白くないわけじゃないが、予想してた以上のものじゃなかったなあ――ってところでしょうか。展開はまったくの昔の西部劇。
ナヴィたちがネイティブの役回りで。ただ、昔と違うのは、主人公の助力でネイティブが最終的には勝利するってことですよね。
画面は確かにすごいし、きれいだし、見ておいて損はない映画と思いつつ・・・。ここまで、私の中に動かされるものがないのはなぜだろうと思ったら。 異星が舞台で、異星人が出てくるのにもかかわらず。
ぜ~んぜん SFっぽくなかった!ってことがあったみたい。自慢じゃないが、私はSFに関してはちとうるさい。
ナヴィたちがですね、まったく人類と同じ感情と思考のレベルで、その範囲から出ることがない。愛も憎しみも、喜びも悲しみも。
アメリカ人がアジア人を想像するレベル以上ではないのじゃないか?と。異世界へいざなわれるとしたら、コーエン兄弟のいくつかの映画の方がすごいかもしれないぞ、とも思いましたが。
やはり一般的な面白さといえば、こっち「アバター」なんでしょうねえ。 う~~ん、この画面のレベルでティプトリーの「輝くもの天より堕ち」の情景見たいかも・・・なんて思ったりもしましたが。
そういうことは期待しないほうがいいですよね。
(あのストーリーをエンターティメント映画にされたら泣くしかないですもん)