「1坪38万円で家が建つ」
「奥田さんところは、坪いくらぐらいで家出来ます?」という質問を聞かれる事があります。うちは、どこかのフランチャイズに加盟してるわけでもなく、どこかのメーカーにしばられるわけでもなく、パッケージプランがあるわけでもない。「坪38万円で住むことが可能な家」を依頼されれば、そのように実行するだけです。コストを落とせるところは落とせるだけ落とす。家は極力シンプル。考えられるあらゆる手間を減らす。(聞こえをよくするには「効率よくする」)坪38万円に含む項目を少しでも見積りから外す。見積り総額を1円でも下げる。 下記の文章は住宅金融公庫から抜粋です。 平成16年度住宅金融公庫の行った公庫融資を利用して新築した戸建住宅の規模(住宅面積、敷地面積)、構造、工法、建設費、割増融資等の利用率などの実態を把握することを目的として実施している調査です。調査の対象は平成16年度中に現場審査(屋根工事完了時に実施)に合格したマイホーム新築のうち集計可能となった11,935戸です。<主な調査結果> ・ 住宅面積の平均は 134.6m2で、前年度に比べやや減少(対前年度 0.9m2(0.7%)減) ・ 敷地面積の平均は 275.5m2で、前年度に比べ増加(対前年度 3.5m2(1.3%)増) ・ 建築工事費単価の平均は179,422円/m2で、前年度に比べ増加(対前年度 2,868円/m2(1.6%)増) ・ 建築総工事費の平均は 2,409万円で、前年度に比べやや増加(対前年度 19万円(0.8%)増) 抜粋終わり これによると、建築工事費単価の平均は179,422円/m2。坪単価だと約592000円。坪59万が11935件の平均坪単価です。 2年前時点で公庫を利用した人は、特にお金持ちが多いわけでもなく普通の人が多いと思います。なんだかんだと希望を家に盛り込んでいくと結構なお値段になるということではないでしょうか。実際、どうなんでしょう。最終的(すべての支払い後)に、坪40万円以下で建てた人はどれぐらいいて、どんな作りの家なのか、そんな調査はないのでしょうか。知りたいところです。