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カテゴリ:億万長者
船が沈む前にねずみが逃げると言いますが、知らないのは船に乗っている人達だけで知らぬが仏、という感じでしょうか。
私は95年に帰国してから、とにかく資産を形成しておくように言って来ました。資産さえ作っておけば世界中どこにでも持って行けるのです。しかし、実行に移したのはわずかな人達だけで、多くの人達は家だ車だとこの衰退の国で最後の饗宴を楽しんだのです。挙句の果てが残ったのは含み損の家だけで海外に持って逃げる資産どころではありません。正直、今持って逃げる事の資産の無い人はお先真っ暗でしょう。ようやく資産の半分弱を海外とした私でもまだ配分の薄いセクターが有ってちょっといらいらしています。海外に何も無いなんて夜よく寝る事ができるものです。 覆水盆に帰らず、使ったお金は戻って来ません。もう手遅れで、日本丸と運命を共にするのでしょうが、正直ここまで足下が暗くなるともう助言はできません。最近、多くの知識人が日本の将来について提言を始めましたが、彼ら自身おお甘です。もう、ほとんどの人達は手遅れなのです。 トヨタやソニーが崩れた事の重大さに気付いていない人が多いのですが、彼らは日本という国の家老・重臣だったのです。こういう勇敢な武将がやられていつまでも安泰な殿が歴史上いるでしょうか。日本は経済は一流と言われてきましたが、それは彼ら猛将有っての事です。 とにかく、健全な危機感を持って、合理的な思考の元、資産のアロケーションをはかる事です。NYも香港も色々な思惑でセクター毎にまちまちの動きをして目がくらみますが、短期的な利益を求めるお利口な人達が仕込んだ銘柄はシナリオ通りで既に倍になっていますから、すぐにわかります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 9, 2009 10:29:19 AM
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