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テーマ:恋愛について(2578)
カテゴリ:カテゴリ未分類
32 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:26:08 ID:b0TM23AR ハンガーにひっかけてある制服をひっ掴んで、一瞬で着替える いつもより念入りに顔を洗い、髪を整えて、いざ学校へ! 別に、誰かに見つかっても大丈夫なんだけど なぜか人目につくのが嫌で、コソコソ隠れるように校舎の中に入る はっきり言って挙動不審w とりあえず、トイレの鏡で乱れた髪を整え、いざ演習室へ が、演習室の中から響いてくる複数の女子の声… 扉が閉じてあるので中の様子は分からないが…多分着替え中だろう 中にみーちゃんがいるのだろうか? 分からないから、中に突撃して確認…なんてできるはずもなく (そもそも、みーちゃんは着替える必要がない部活のはず) 電話してみる… 俺「もしもし…」 みー『もしもし、今どこ?』 俺「今…演習室の前。みーちゃんは?」 みー『ごめん、今剣道部の部室前にいるねん』 俺「…剣道部?演習室にはおらんの?」 みー『うん…テニス部の人が使うらしいから』 じゃあ今、この教室はテニス部の女子が着替えに使ってるわけであって… 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:29:25 ID:M9m3Coog なるほど、そこで着替えを覗きに行く訳だな。 35 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:29:46 ID:b0TM23AR 俺「じゃあ、当然…間違ってこの教室に入ったら…」 みー『絶対に怒られるで』 いや、怒られるくらじゃ済まねーだろ みー『…私も怒るよ?』 俺「ちょ…そこまで俺はスケベじゃねー!」 みー『どうかなぁ…?』 今度は茶化すような声で笑うみーちゃん 声から察するに、今はだいぶリラックスしてるっぽい どうやら、俺のことを恋人同士とかいう特別な意識は無いみたいだ それはそれで、ちょっと悲しいけどww つーかテンションが普通過ぎて、本来の目的を忘れてしまいそうになってしまう 俺「…とにかく!今から俺もそっち行くから」 みー『あの…部室の鍵開けれる?』 俺「部室…?」 みー『中入ったらダメかな…』 剣道部の部室には、以前みーちゃんと一緒に来たことがある 下駄箱事件の時だ 部室で2人っきりになって、みーちゃんが泣き止むまでそばにいてあげた そこにもう一度行きたい、とみーちゃんが言ってる 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:32:29 ID:h5WTHtNI ヘルニアのリビドーがヤヴァイw 39 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:34:00 ID:b0TM23AR 俺「開けれるけど…でも何で?」 みー『うぅん、なんとなく…ね』 俺「うん…じゃあ、そこでもう一回…」 みー『はーい。じゃ、待ってるね』 職員室に、急いで鍵を取りに行く いよいよ、告白か…ってあんまり緊張しねーなw なんせ一度電話で告白されてるんだし…ドキドキ感がないなぁ まぁ、すっごい楽しみなんだけどね 鍵を持って部室前に行くと 入り口近くにある壊れかけの椅子に、みーちゃんがちょこんと座っていた 俺の姿を見ると、いつものようにニッコリ笑って、少しだけ手を上げる 俺「一応鍵持ってきたけど…なんで?」 みー「うーん…2人っきりになりたかったから、かな?」 ちなみに、ここの部室自体が校舎から離れているため 別に部室の中に入らなくても、部室の陰に隠れれば十分に2人っきりになれる わざわざ汗臭い部室の中にまで入らなくても、大丈夫だと思うが… 俺「…ま、いっか。んじゃ開けるで?」 みー「ごーごー」 優しく背中を押して、俺を誘導(?)するみーちゃん こういう時のみーちゃんは何考えてるのか分かんないんだよなぁorz 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:37:41 ID:bjeM8vQQ >>部室の陰に隠れれば十分エッチなのはいけないと思います! 42 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:38:06 ID:b0TM23AR 俺「汗臭…くない?」 みー「うーん、そんなに…」 試しに鼻をひくひくさせてみるが、意外とキツい匂いはしない どうも俺の過剰反応だったっぽい まぁ今日は練習休みだったし、かなり匂いが抜けているんだろう みー「ここ…座っていい?」 俺「あ、うん」 みーちゃんが、部室内の一角を指したので 俺は、慌ててその辺のホコリを払う みー「ありがとう…」 俺「いえいえ」 みーちゃんが、壁にもたれるように座ったので 俺も隣に腰掛けてみる そして沈黙… 時々、お互いがお互いの顔をチラリと見て 目が合うその度に、2人で笑いあうだけ あぁちくしょう…もどかしい! 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:38:52 ID:gwgy0bNS >>汗臭い部室 >>二人っきり つまり、二人で中で汗臭いことをやっても 気づかれないということだ!!!!! 44 :41:06/04/02 03:39:08 ID:bjeM8vQQ 携帯だから焦って途中で投稿してしまった…orz 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:41:10 ID:AqA5GKAF 卑猥だわ卑猥だわっ!! 46 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:41:13 ID:b0TM23AR 俺「先に俺が…」 みー「あ、うん。どうぞどうぞ」 俺「はは…それじゃ」 ここまで何度も告白し合ってるのに なぜかまた緊張してきてしまう(´・ω・`) よし、言うぞ… 俺「えー…。みーちゃん、付き合ってください!」 正面向いて、単刀直入にズバリと言えた! 自分ではそう思ってた…のに みー「あははっ、なんで正座しながら言うのー?」 俺「え、あれ…?」 みー「なんかおもしろいよー」 みーちゃんに笑われてしまった_| ̄|○ なんでー?こういうのって真面目に言うもんじゃないの? >>43 つまり一緒に剣道をしろってことか。把握したw 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :06/04/02 03:44:13 ID:XccTiMqj >>つまり一緒に剣道を そうそう、お前の竹刀をみーちゃんの中に…。 49 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:45:17 ID:b0TM23AR しばらく茶化され、いじられながらも それなりに、場の雰囲気を和ますことができた しばらく笑いあった後、再び良い雰囲気の沈黙が辺りを包む と、みーちゃんが俺の手をそっと握ってきた 俺「え…?」 みー「これ…見て」 握った手の平を、俺の方へ差し出してきたみーちゃん 小指付近に、小さな切り傷跡が残っている この傷は… 俺「これは…前、下駄箱開ける時の…」 みー「うん、その時の傷やで」 だいぶ治ってきたよ?と、みーちゃんは微笑みながら呟く あれは、みーちゃんの周囲の環境を 俺が改めて突きつけられた事件だ 今、みーちゃんが自らそのつらい事件を振り返ろうとしている 53 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:49:21 ID:b0TM23AR 俺「よかった…。それくらい治ったら、もう跡は消えるかな」 みー「うん…ありがとうね」 俺「いやいや」 俺が話の途中で折ってしまったので、続けて?と先を促す みーちゃんは前を見たまま、またぽつりぽつりと話し始めた みー「この部室で一緒に消毒して…」 俺「うん…」 みー「私が、そのまま泣いちゃって…」 俺「…」 みー「それでヘルちゃんが、初めて抱きしめてくれて…」 二重の意味でギクリとした 1つは、みーちゃんが嫌な思い出を自ら振り返ったこと。 もう1つは、本当に俺のことを「ヘルちゃん」と呼び続けるつもりらしいことww シリアスな話してるのに、何考えてるんだ俺はw みーちゃんは、構わずに話し続ける 56 :ヘルニア男 ◆c83BsXnqJ6 :06/04/02 03:52:50 ID:b0TM23AR みー「その時に、泣きながら…ヘルちゃんがいなかったらダメやって思ってん」 俺「俺が…」 みー「うん。この人とずっと一緒にいたいって思った」 そんなことを話しながら、みーちゃんもまた目が潤んできている みー「前から好きやったけど…もっと強くなってん、想いが」 俺「うん…」 みー「だから、ヘルちゃんに嫌われへんように必死やってんけど…」 俺「そっか…」 みー「ヘルちゃんが告白してくれてから、迷って…」 ここから先は、俺はしばらく何もしゃべれなかった みー「私も付き合いたかったんやけど、嫌われるんが怖かってん…。 前も言ったけど、私は…こういう扱い受けてる人やから だから付き合ったら、絶対にヘルちゃんも被害受けるし それで私のことを避けるくらいなら、今までのままの方がいいって…」 俺「…」 ( ^ω^)ブーンがイマキヨさん…まとめ 隣の部屋から人の気配まとめ(^ω^) 携帯拾った…まとめ いじめられっこを助けたいんだが…まとめ 人気blogランキングへ VIPおすすめ日記☆ VIPおすすめ日記☆2 いじめられっこ助けたい…避難所 新着日記☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.04.02 11:21:59
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