昨日は、シアターコクーンに「ファウストの悲劇」を観に参りました。
この日は、最前列!
事前に、劇場より、葉書で連絡があり、舞台設定変更のため、3列目までは、ベンチシートになるとのこと。
歌舞伎座での上演という二重構造の劇のため、舞台の下の奈落も、舞台構成の一部として使い、そこから、舞台や客席に出入り可能なように階段を作ったため、前列はベンチシートになったよう。
座ってみると~、イスが低い~。私は、足が長いから~ではなく、9cmヒールをはいて行ったので、足があまり、ちょっと居心地悪い。
まあでも、最前列。萬斎さんはたっぷり~。
初日より、約1週間ぶりに観た舞台でしたが、やはり、初日より格段の進化が。
冒頭のファウスト博士があらゆる学問を修め、あきたらずに、黒魔術の世界に没頭してしまう、説明的部分は、初日には、少し冗長に感じたのですが、昨日は、非常に滑らかな流れになっていました。
また、全体の流れも、よくまとまり、3時間という長さを感じさせない舞台でした。
今回、さすが~と驚く演出が数々ありましたが、何と言っても、まずは、萬斎さんの生首。黒マントを羽織出てきた萬斎さん。歩き方が少しおかしいな。それに、後ろにつり竿のようなものを持った黒子が付いて来ている?
ファウスト博士に、鹿の角をはやされ、大勢の前で恥をかいた騎士ベンヴォーリオ(長塚圭史)が、復讐のため、ファウスト博士の首を切り落とすシーン。
見事切り落とすと、生首が宙を浮く~黒子さんが、持ち上げているんだけれど~。
その生首の出来栄えが素晴らしい。萬斎さんそっくりなんですもの。目尻のシワ?まで。
去年の「六道輪廻」の生首より、よくできていたような気が。
ちょっと、欲しかったりして…。
そして、今回の萬斎さんは、ナント、美女(トロイのヘレン)とのラブシーンがある。しかもスタイル抜群の半裸の女性。初日に見た時に、男性の扮装とは分かったものの~でも、かなり美人~、わざわざ見せたバストがお見事。最前列で、じっくり見ても、ニセモノには見えなかった。
これから、さらに、進化していく舞台が楽しみです。