木曜日に、世田谷パブリックシアターに、『MANSAI◎解体新書その弐拾参 特別篇「萬斎」』を観にまいりました。
「MANSAI◎解体新書」は、現代芸術の世界を構成している様々な分野、要素をパーツに分け、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリーズ。
今回は、ナント、萬斎さん自身を解体するということで、3人のゲスト、三浦雅士(「ダンスマガジン」顧問)、犬童一心(「のぼうの城」監督)、いとうせいこう(作家)を招いて、3日間にわたって行われました。
私は、最終日の昨日、いとうせいこうさんのゲストの日に行ってきました。
話は、いろいろな分野にまで及び、縄文人と弥生人の違い~東日本は縄文文化が残り、西日本は弥生文化になっている~、だから、東北の人間はキノコが好きなのだ~とか。
どこからそうなったのかよく覚えていませんが、多分、狂言「茸(くさびら)」の話が発展したんだったと思います。
また、萬斎さんの小学生の頃のエピソードも。
授業の終了のチャイムが鳴ると同時に教室を飛び出して、女子トイレ入り込み、女子児童がくると、なにげなく女子トイレから出てくるというサプライズを楽しむ子供だったとか。
...(笑)。
そして、最後に、「萬斎ボレロ」を披露してくださいました。
今回は、3日間ともボレロを舞われたそうで、1日目は装束、2日目は裃、そして最終日の昨日は、萬斎解体新書のユニフォームともいうべき、白いシャツと黒のパンツで舞われました。
その姿で、改めて見ると、萬斎さんって、細っ!
しかし、普段は装束で見えない体の動き、筋肉の躍動感などを拝見できました。
素晴らしかったです。