人間は、褒められたほうがより記憶でき、効果的に学習できることが科学的に証明されているそうです。
具体的に何を褒めればいいかというと、米国の心理学者、C・ドゥエック博士の実証研究によれば、「能力」を褒めるか、「努力」を褒めるかで、結果が違ってくるそうです。
挑戦し、失敗にもめげないようにするには、「努力」を褒めたほうがよいそうです。
始めての活動に参加する時に、積極的に挑戦する気持ちになる事もあるし、分からない事、失敗しそうな事はできれば避けたい気持ちになる時もあります。
C・ドゥエック博士によると、「自分の能力は決まっていて努力しても変わらない」という考えになっていると、「自分の能力をよく見せよう」「自分ができないことは隠そう」のように人の評価を意識して行動するために、「うまくできるだろうか」と不安を感じたり、挑戦や失敗を避ける傾向があるそうです。
逆に「自分の能力は自分で向上させることができる」という考えになっていると、評価や結果よりも自分が学ぼうと意識して行動するために、初めての活動にも「何ができるだろうか?」と楽しんで挑戦する傾向があるそうです。
私も、「楽しめなければ、技術は向上しない」と、常に考えてレッスンをしているつもりですが。