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朝日新聞出版、マンガ日本史「中大兄皇子」。
飛鳥時代半ば、波乱に満ちたこの時代に、国の未来を憂い、理想の国造りのために立ち上がった若き改革者たちがいました。
7世紀前半、政治の主導権を握っていたのは蘇我馬子。
娘を次々と天皇に嫁がせて強大な権力を築いていました。
蘇我馬子の死後も、蘇我氏は勢力を拡大し、その振舞いに、人々の不満は高まっていました。
645年、古代史最大のクーデターが、天皇(皇極天皇)の目の前で起こり、時の最高権力者・蘇我入鹿は襲撃されました。
その後も、多くの血が流がしながらも、新しい国づくりは進んでいきます。
学生の頃習った日本史では、蘇我家は横暴な権力者の感じですが…。
この時代、海外情勢も慌ただしく、クーデターは仕方がなかったのかしれません。
中国の王朝が、聖徳太子時代から交流のあった隋から唐に変わり、朝鮮半島の3国(この当時は、高句麗、百済、新羅)との緊張感も高まっていました。
強大化した唐に脅威を感じ、それに対抗するためには、天皇を中心とした中央集権国家が必要だったようです。
国のために、天皇自ら手を血で汚すというのは、いかにも古代らしいですね。