朝日新聞出版、マンガ日本史「福沢諭吉」。
1835(天保5)年、福沢諭吉は、中津藩(大分県)の下級武士の息子として生まれます。
父、福沢百助は、将来、諭吉を僧侶にしようと考えていたそうです。
身分制度に縛られていたこの時代は、
どんなに才能があっても、努力しても、出世は難しく
唯一出世できる可能性があったのは、僧侶だったからだそうです。
しかし、時代が動き、 諭吉は、1860(安政7)年の咸臨丸の遣米使節の一員に選ばれ、
またその後の、1862(文久1)年の遣欧使節団にも選ばれます。
欧米の進んだ文化を目の当たりに見た諭吉は、
帰国後、海外の様子を紹介する本や、
新しい考え方を説いた本を次々に発表します。
特に、~天は人の上に人を作らず~で始まる「学問のすゝめ」は、
340万部にもおよぶ大ベストセラーになりました。