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テーマ:社交ダンス(8420)
カテゴリ:社交ダンス
「間は魔に通ず」。 歌舞伎役者の6世尾上菊五郎(1885ー1949)の残した言葉だそうです。 舞踊や演劇などで、拍と拍、動作と動作、あるいはせりふとせりふなどのちょっとした時間的間隔のことを、 「間(ま)」と言い、「間の取り方がうまい」などというふうに使いますが、 要するに、間合い、呼吸、タイミングといった意味だそうです。 この「間」の取り方が悪いと、舞台を壊してしまう。 テンポが速くなり過ぎたり、逆に冗長な感じになったり、 あるいは共演の役者との呼吸が合わず、芝居がちぐはぐなものになったり。 こういうことを、「間抜け」と言うのだそうです。 ダンスで大事なのはやはり「リズムの取り方」。 カウントを正確にとって踊る。 しかし、ダンスの場合も、カウントでは取りきれない間合いが、やはりあると思います。 それは、音楽的なものもありますが、やはり踊るカップル間の間合いでしょうか。 ダンスのリード&フォローはすべて、2人のキャッチボール、音も動きも。 それこそ、コンマ何秒の間合いですが、それが2人の絶妙のハーモニーを生み出すのではないでしょうか。 「教えて出来る間は間(あひだ)と云ふ字を書く。 教へても出来ない間は魔の字を書く。 私は教へて出来る間を教へるから、 それから先の教へやうのない魔の方は、 自分の力で索りあてることが肝腎だ」 ー尾上菊五郎ー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.21 17:15:32
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