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カテゴリ:読書
「立花宗茂~秀吉が天下無双と讃えた戦国武将」八尋舜右著。 戦国時代から、江戸時代初期にかけての武将。 九州の大友氏に仕える家に生まれ、激動の時代を戦さ戦さで戦い抜き、豊臣秀吉に乞われて仕え、朝鮮遠征にも参陣し、関ヶ原後、浪人蟄居していたのですが、後に徳川家康に仕え、奥州棚倉を収めた後、旧領筑紫国柳河藩主に戻ります。 攻めれば必ず取り、戦えば必ず勝てり~と言われる戦上手で、豊臣秀吉からも徳川家康からも高く評価されていたそうです。 朝鮮遠征も、目覚ましい活躍をしたようです。 朝鮮国内での戦の模様を描いたものを読んだことがなかったので、なかなか面白かったです。 実父・高橋紹運、養父・立花道雪に高潔な生き方を範として、常に精錬で、また温厚で、人に対して誠実に接し、義理堅く正直な人物であったため「武士の中の武士」と呼ばれていたそうです。 身長は180cm、当時では大きいですね。 剣術も、弓術も免許皆伝の腕前。 さらに、連歌・書道・茶道・香道・蹴鞠・狂言・能楽・笛・舞曲、そして料理まで、多彩な技芸に長けていたそう。 完璧な人物のようですが…。 京都での浪人時代は生活が困窮し苦労したようですが~それは、あくまでもおそばに仕えていた家臣たち。 家臣たちは、尺八を持って虚無僧となったり、乞食をしたり、懸命に生活費を稼いでいたようですが、根っからのおぼっちゃま育ちの宗茂には、いまひとつ、その苦労ぶりが伝わらなかったらしい。 それどころか、前田利家からの10万石で召し抱えたいという誘いをにべもなく断っちゃったり。 なかなか愛すべきキャラですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月24日 23時24分17秒
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