食を喫する些(いささか)、
思慮も些、
養生も些のみ
ー江村専斎ー
※食べるのも少々、考えるのも少々、養生も少々するだけ。
江村専斎は、京都の医者で、戦国乱世に生まれ、肥後熊本藩主の加藤清正に仕え、この時代に100歳まで生きたそうです。
“齢九十過ぎて視聴衰へず”(『先哲叢談』東条琴治)だったそうで、また超人的な記憶力の持ち主だったそうです。
この言葉は、どうすればそんなに長く生きられるかを不思議に思った後水尾天皇に召され、「ただ些の一字を守るのみ」と答えた言葉だそうです。
なんでも少々~ですか。