972429 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

映画ドラマ・千一夜

映画ドラマ・千一夜

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
September 2, 2021
XML
カテゴリ:時代劇
評点 ★★★☆ 何ともゆっくりした進行のドラマ 映像に藤沢周平らしい雰囲気は良く出ていましたが。
​​
【中古】DVD▼山桜▽レンタル落ち 時代劇
●2008年度 日本映画 監督:篠原哲雄 脚本:飯田健三郎 長谷川康夫 原作:藤沢周平 出演:
◇磯村野江/田中麗奈 磯村家の嫁
◇浦井七左衛門/篠田三郎 野江の父
◇浦井瑞江/檀ふみ 野江の母
◇浦井新之助/北条隆博 野江の弟
◇浦井勢津/南沢奈央 野江の妹
◇磯村庄左衛門/千葉哲也 野江の夫 下級藩士
◇磯村左次衛門/高野長英 庄左衛門の父親 下級藩士だったが高利貸を営む
◇磯村富代/永島瑛子 庄左衛門の母親
◇諏訪平右衛門/村井邦夫 藩の重臣
◇手塚弥一郎/東山紀之 藩士 実直な侍
◇手塚志津/富司純子 弥一郎の母
●あらすじ
 ​江戸後期、不幸な結婚生活に耐える野江は或る日、野辺で一本の山桜を見つける。枝に手を伸ばすが届かないでいると、たまたま通りがかった侍が手を伸ばして、枝を取ってくれる。彼は野江が今の嫁家に嫁ぐ前に縁談を申し込んできた手塚弥一郎だった。「幸せな日々を送っているか?」と問う手塚に、野江は一旦顔を曇らせるものの、最後は作り笑顔を見せる。野江の嫁家の舅は金には目の無い男。藩の重臣で農政を牛耳って賄賂を取り私腹を肥やしている諏訪平右衛門に取り入って、野江の夫・庄左衛門とともに金稼ぎに執心していた。
●感想
 藤沢周平の20ページ足らずの小編からヒントを得た作品のようです。短編なので、切れ味鋭くサパッと終わる作品かと思いますが、映画はそれを1時間39分で描く。兎も角ゆっくりした進行で、ほとんどが山形・庄内の景色を映した映像が流れます。これがこれで、まったりゆったりした映像で楽しめますが、忙しい現代とは違って、江戸時代というのは何処もこんな感じに時間が流れていたのかもしれませんね。
 話がどのように結末付けられるのかが大事な点ですが、なるほど、という感じに終了する。実直で誠実な庶民に暖かい目を持って接していた藤沢周平ならではの仄かに明るい結末で、良かったです。
 映画中に現れる白く大きい山は月山ですね。舞台となる庄内=鶴岡は一度しか行ったことがありませんが、町の中心部はゆったりとした品のある風情で、北に鳥海山、東南方向に月山が見え、素晴らしい所でした。あの頃の自分の眩しかった青春も思い出しました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 2, 2021 08:11:09 AM
コメント(0) | コメントを書く
[時代劇] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.