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映画ドラマ・千一夜

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September 29, 2021
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評点 ★★★★ 前半から中盤にかけて、幾つかの独創的アイデアが披露されていて面白かった! CGではないのにこの画面作り、拍手ですね。

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●1995年度 アメリカ映画 監督:ケヴィン・レイノルズ 脚本:ピーター・レイダー デヴィッド・トゥーヒー 出演:
◇マリナー/ケビン・コスナー 海洋に棲む未来人 ミュータント
◇ディーコン/デニス・ホッパー スモーカーと呼ばれる悪党集団のボス
◇ヘレン/ジーン・トリプルホーン 環礁で店を開く女性
◇エノーラ/ティナ・マジョリーノ 絵が好きな少女
◇グレゴール/マイケル・ジェッター 環礁に住む老人 ヘレンの友人
●あらすじ
 未来の地球は、温暖化の進行により海の氷が溶けて海面が上昇、海だけが広がる海洋惑星となった。そんな状況下でも人類は、海の上で「環礁」と呼ばれる浮遊島を建造して生き残っていた。彼らの間では地球のどこかに存在すると伝えられる「ドライランド」という伝説が広まる。一人で海を旅する男、マリナー。貴重品となった土と食料品を交換するため、ある環礁を訪れるが、そこで彼がミュータントであることが発覚、彼は環礁の人々に捕えられてしまう。マリナーは処刑されそうになるが、そこに海賊集団「スモーカー」が現れ、戦闘が始まる。どさくさに紛れて環礁で暮らすヘレンに助け出されたマリナーは、彼女とドライランドへの地図が彫られた少女エノーラと共に環礁を脱出し、ドライランドに向かうことになる。
●感想
 興行的にはあまり成功したとは言えない作品のようですが、海洋を舞台に、主人公マリナーが操る三胴船やガラクタで構成された環礁など、画面に登場するセットは目を見張るものがあります。今ならCGを使って容易に描けるのでしょうが(それも無論大変な作業であることは分かりますが)、実セットをハワイ沖に浮かべて撮られた、ということになると、これはこれだけでも見る価値あり! と思わずにはいられません。環礁のデザインや小グッズなども発想良く用意され、前半は非常にワクワク度が高く進行しました。
 世界観として、ほとんどアニメ的、天空の城ラピュタみたいな設定ですので、原理不明で空を飛ぶグレゴールの飛行船なども違和感が少しは残りますが、その辺はファンタジーアニメと理解し、容認! タンカーを舞台にするスモーカーの根城設定とかも、結構ユニークで面白かった。
 で、温暖化によって地球が海洋惑星となるかというと、そうはなりませんね。北極と南極の氷がすべて溶けても、海水面で数メートルから十数メートル上がるくらいの変化と思われます。海面上昇よりも、気候変化による生物界の大変化や、巨大台風の発生と大雨・洪水、それにシベリアでのメタンガス放出の方が遥かに怖ろしい。ともあれ、温暖化は阻止しないといけませんね。映画の最後にドライランドが登場しますが、想定としてはちょっと現実から離れた感じが残りました。
 ミュータントとして生まれ、生きるマリナーは孤独で寂しいですが、今後どうなるか、明るい希望の持てない終結の感じもして、読後に開放感が残らなかったのが少し残念。





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Last updated  September 29, 2021 08:00:35 AM
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