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テーマ:ミステリはお好き?(1445)
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百人を超える死者を出した列車事故。原因は、踏切内に侵入した飲酒運転の車だった。危険運転致死死傷罪はまだなく、運転していた男の刑期はたったの五年。目の前で死んでいった顔見知りの女子高生、失った自分の右腕。元駅員は復讐を心に誓うが。。(表題作)ほか、警視庁捜査一課刑事・姫川玲子の魅力が横溢する七編を収録。 警察小説No1ヒットシリーズ第三弾 三冊目は短編集でした。 今放映中の、『ストロベリーナイト』の内容は、ほとんどが本作『シンメトリー』からのものだったんですね。 玲子が、まだ十係で<姫川>班を率いる前、警部補になる前の頃のエピソードなどもありました。 表題となった「シンメトリー」は、犯人側からの目線で語られており、ドラマと違ったインパクトでした。踏切で遺体が発見され、犯人逮捕までが帳場が立つより早く解決をみたというスピード感もさることながら、犯人の潜伏場所に、スッと現れる玲子の様子が、犯人目線の方が断然、鮮やか。小説の小気味よさは、ドラマでもそのまま。玲子一人と思って、犯人が逃げようとするけど、すかさず部下達が歩道橋の階段を上がってきて挟み撃ち。逮捕しちゃってから、「今、お前どこにいるんだ!帳場をすっぽかして、どういうつもりだ!」という上司からの電話に、平謝りに謝りながら、「でも・・」「でもなんだ!」「もう逮捕しちゃいました」 ほんッとに、玲子しゅにぃーん、かっこいいです~。 by井岡風(今回登場ナシ!笑) 第4弾もすでに刊行してるようです。『インビジブルレイン』 スピンオフ本も刊行してるそうです。『感染遊戯』 まだまだ楽しみは続きますね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月01日 21時49分34秒
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