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2012年10月03日
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公式サイト


そこは
真実が滅び去った場所。

4世紀 世界の学問の中心地で
伝説を残し 実在の女性天文学者の物語



アレキサンドリア 地図.jpg宇宙から アレキサンドラへと衛星画像が縮小していく映像が、いいです。
大昔の時代へ ズームイン。
宇宙から見たら、人間の営みはちいさなアリみたいなもの。


アレキサンドリア 画像種類多 .jpg「アザーズ」「海を飛ぶ夢」のアレハンドロ・アメナーバル監督が、4世紀のエジプト、アレクサンドリアに実在した伝説の女性天文学者ヒュパティアの悲劇の物語を壮大なスケールで映画化した歴史スペクタクル巨編。

主演は「ナイロビの蜂」「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」のレイチェル・ワイズ、共演にマックス・ミンゲラ、オスカー・アイザック。

アレキサンドリア 講義.jpgローマ帝国崩壊寸前の4世紀末。東西交易の要衝として文化的な発展を遂げたエジプトの中心都市アレクサンドリアにも徐々に混乱の足音が迫りつつあった。そんな中、美貌と明晰な頭脳を兼ね備えた女性天文学者ヒュパティアは、学問に生涯を捧げ宇宙の真理を解明することに情熱を傾けていた。
誰でも分け隔てなく弟子として受入れたヒュパティアだったが、少なからぬ教え子たちが抱いたであろう彼女への恋心が実ることは決してなかった。一方街では、急速に台頭してきたキリスト教徒と、古代の神々を信じてきた科学者たちの対立が激化し、ついには人類の叡智が詰まる図書館が両者の争いの犠牲となる。やがて、教え子の多くがキリスト教に改宗し出世を遂げる中、変わらず研究に没頭していたヒュパティアだったが…。



アレキサンドリア 天体模型.jpgヒパティアにとっての信じるものは、研究、科学、宇宙、星の動き、、などなどであり、キリスト教の神ではない。と言い切っちゃったから、ひどい殺され方になってしまった。。純粋な人っていつだって頑固ですね。
彼女の死は、同時に、英知の中心地だったアレクサンドリアの終焉でもありました。
古代の科学が、アレクサンドリアの図書館の破壊と彼女の死によって、何世紀か遅延したと言われてるそうです。愚考だった原始キリスト教によって。

ヒパティアの最期を見ながら思ったのは、またもや
信仰や信条は、時に、死をかけるほどのものになるのだな、ということでした。
自分にとっては物語の中でしかお目にかかれない。

アレキサンドリア 船.jpg古代や中世の時代の罰し方、殺し方がひどすぎる。集団ヒステリーというか、サイコちっくというか。尊厳が皆無。
だいたい”魔女”と決め付けるってなんなの?ヒパティアに論破された新しい主教が、言うシーンは、口げんかに負けた男が悔し紛れに権威に嵩をかけ、女への復讐してるみたい。キリスト教の高位者は、きっと女に負けるのが嫌いな人が多かったんじゃないか。「ダヴィンチ・コード」の説のように。キリストの弟子の女子が隠されたり、秘密のキリストの系譜とか。
どんどん話がそれてしまう。

ヒパティアの死には諸説あるようです。
●生きたまま皮を剥がれて殺された
●石で打たれて殴り殺された
●切り刻まれて 


ちなみに、アメリカではちっぽけな映画館での興行だったというこの映画。
何故なら、キリスト教の蛮行がリアルに描かれているため。
「ハリー・ポッター」さえも批判的だったアメリカでは受け入れらる作品ではないようです。
製作したスペインでは、好評に寛容にうけいれられたようです。

アレクサンドリア キリスト教の蛮行.jpgキリスト教の蛮行、とはいっても、宗教の始まりは、命がけなんじゃないですかね。
キリスト自身が、信仰のため、民衆のため、十字架で亡くなった。”神の子”。
その業績を、教えを、必死で12弟子達が伝道した。
”奇跡”を信じて。 

ヒパティアと同じように虐殺された、ローマ時代の女性にカタリナがいます。この人はキリスト教の信仰を貫いての死。ヒパティアよりちょっと前、キリスト教が浸透する以前の時代の女性です。
信じる対象はそれぞれですが、結果的に命がけです。

砂漠の民の信仰は、唯一の神とのシビアな契約がベース。
奴隷や虐げられた民族から興った信仰は、燃え盛る火のように激しいようです。
それまで虐げられてきた者の、強さはすごいのでは。
絶対的信心を勝ち取らなければならない。
仲間でなければ、排除あるのみ。



とにかく人間そのものが、野蛮で無知な時代じゃないですか。
宗教が野蛮なんじゃなくて、人間が野蛮なんですよ。
宗教は人と人のルールがない時代に興った、真理への導きで、社会を守る支柱、ある意味法律、生活、命をかけるほど価値がある、自分の尊厳やアイデンティティでもあるのか。とにかく全て。
じゃあ、現代人が賢くなったのか?
というと、それもわかりませんけど、過去の歴史から何も学べていない、わけじゃないと信じたいです。

教えの中の、ルールを守れない時の罰が、ともかく厳しい。
村八分とか、死罪とか、。こういうキリスト教系の物語を 見たり読んだりすると、壮絶さや理不尽さやら、てんこ盛りで、いつもおなかいっぱいになります。


この映画の感想で、キリスト教の蛮行がひどい、今でもキリスト教が世界の癌だ、とか言うのはちょっと違うと思います。

ただ、皆さんがおっしゃるように、現代にもつながる大きな争いを、宗教を信じる心が、生んでいるのは確かなんですよね。宗教がゆがんでいるのか、人がゆがんでいるのか。

『ローマ人の物語』塩野七生
『テルマエロマエ』
『ファウンデーション』シリーズアイザック・アシモフ

女教皇ヨハンナ
聖骸布血盟
イエスの遺伝子">





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最終更新日  2012年10月05日 18時20分30秒


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