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2007年12月05日
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カテゴリ:音楽
 例年言われていることだけれど・・・今年の紅白出場者の発表を見て、やはり紅白はもはや瀕死状況に立ち入っているのだと感じてしまいます。
 本当にその年を代表する「今年の顔」が一堂に会してこその紅白だったと思うのですが・・・

 かつて歌手にとって紅白出場は夢舞台でした。
 だから出場辞退などは通常ではあり得ず、起こるとしたなら、何らかの不祥事による事態があるくらいのもでした。
 今や錚々たるメンツが堂々と出場を辞退し、中には何年にもわたって出演交渉していてもなお辞退し続けるアーティストも少なくありません。
 アーティストの多くが口を揃えるのは「テレビよりもライブ」です。
 大衆に広く知られるための手段がテレビやラジオ等の電波媒体しかなかった昔とは違い、多種多様な情報発信が可能な現代では、アーティストの側から見ても、テレビにそれほど大きな期待が集まっているわけではないのだと思います。

 それよりも聴衆と一体になって、自分たちの世界観を存分に披露できるライブの方が余程魅力的なのです。

 聴衆の側も嗜好が多様化かつ先鋭化しているため、自分の好きなアーティストをじっくりと見たい・聞きたいのであり、好きでもない他の歌の中でたった1曲しか聴きたい歌が出てこないような番組に眼を向けたがらないのでしょう。

 歌番組自体が、演じる側にも受け取る側にも魅力を失くしてしまっている中で、全く無節操なとも思えるような人選・選曲の長大な時間を取られる番組には無理があるのだとも感じます。
 どの世代に聞いても、恐らく知らない歌手や歌が半分以上あるのではないでしょうか?
 正直なところ・・・仕事柄から、かなり若者文化に鋭敏であろうと努めている私にも、何組か初めて知ったアーティストがいます。

 年配の方はAKB48に眼を丸くし、中村中が男性だと知ってひっくり返るかもしれません。
 一方いわゆる「紅白歌手」と呼ばれる、演歌系の歌手については、何故この人が今年を代表する歌手の一人なのか、特に若い人たちには理解されないでしょう。
 演歌系ではないけれど、さだまさしや和田アキ子などは(因みに私は彼の初期の作品群は大好きです)NHKの紅白だから出てくるのであって、それ以外に何故かくも連続出場を果たし得ているのか、全く理解できません。

 時代を映す鏡にもなり切れず、さればとてテーマとして掲げている「歌のちから」を体現しきれるような内容にもなっていない。
 今年売れたり流行ったりした歌や歌手は他にもたくさんいるのに、選曲に漏れたり、逆に辞退されたり・・・
 きっと「お尻かじり虫」や「阿久悠特集」などでお茶を濁すのでしょうね。

 朝のテレビ小説・大河ドラマ・紅白の3本は、NHKの大看板です。
 この大看板で時節時流に沿いつつ、品格ある番組作りが出来なければ、その為の大手術ができなければ、NHKは早晩報道以外の分野では死に体になってしまうように感じます。





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最終更新日  2007年12月05日 21時31分23秒
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