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2009年04月09日
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カテゴリ:仕事
 アメリカ発世界同時金融不況の嵐が吹き荒れる中、中小企業の多くが倒産の危機に瀕している。

 取引先の社長さんから誘われて、昨年当社を退職のうえ転職した、元同僚が今日訪ねてきました。
 転職を決した時点では知らされていなかった借入金の存在が明らかになり、金融機関からの新規借入が困難になって来ていて、いつ倒産してもおかしくない状況に追い込まれているようです。

 聞けばひどい放漫経営をやっているわけではなく、事業用運転資金の借入が、この不況による売上減少・利益減少によって、経営上の大きな負担になってしまっているようです。
 それでも去年上半期までは、返済に見合った範囲での新規貸し付けが得られたために、事業が滞らない限りは順調に回っていたと言うのです。

 信用縮小が市場全体を覆う中、こうした貸し渋りや貸し剥がし現象が、結局は基礎体力の小さな中小企業の経営を直撃しているのですね。
 大きな企業の後ろ盾を持つ当社とても他人ごとではなく、少し気を抜けばすぐに億単位での赤字転落と言う結末が待っているのです。

 正月に再会した高校時代の友人も、一人は昨年会社が倒産したあと、懸命の求職活動を続けてきたものの、未だ再就職先は決まらず、もうすぐ失業保険の給付も打ち切られることになります。
 もうひとりの友人も、在職していた会社が、この年度末を乗り越えることができずに、遂に失職してしまいました。

 身の回りにこうした実話が溢れ始めて、私自身も不安でいっぱいになってしまいます。
 休日の高速料金の割引・ばら撒き給付金・贈与税の負担軽減・・・政府の行っている施策は、結局はこうした地方中小企業の救済・立ち直り支援に対しては、何らの貢献もしないものばかりです。
 月末の支払期限の怖さを、一度たりとも経験も見聞きもしたことの無いような「エリート」さん達が、ご立派な机の上で考え出すアイデアなど、実社会では何の役にも立たないのです。

 当社でもベースアップ凍結、定期昇給昇格査定の厳格化、残業の徹底排除、ゼロベースでの間接費の総見直し・・・様々な施策が、いつにないスピードで実施されています。
 間抜けな政府には、今現実に存在する国民の窮状を、改善する力も知恵もないように感じてしまいます。





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最終更新日  2009年04月09日 21時32分42秒
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