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2010年03月02日
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テーマ:ニュース(99437)
カテゴリ:パソコン
 昨日掲示板サイトの2chに対して大規模なサイバーテロが仕掛けられたらしい。
 膨大な端末からの一斉アクセスと、その各々がサイト閲覧中にF5キー(最新の情報に更新)を押し続けることで、ホストコンピュータに負荷を掛ける方法だったようです。

 震源地は韓国。
 事の発端は2chにフィギュアのキム・ヨナ選手に関する「悪口」が大量に書き込みされていたこと・・・

 この問題は「一般市民」には実害のない「別世界」の出来事のように思えますが、しかし根っこには重大な問題点が隠されているように思うのです。

 掲示板やブログなど、今や一市民が簡単に全世界に向けて発信できる時代ですが、そうした一市民の発信する内容は「表現」なのでしょうか?
 ここで言う「表現」とは、我が国を始め多くの民主国家では自明とされている「表現の自由」と呼ぶときの「表現」のことです。

 憲法の保障している「表現」とは、その内容如何に関わらず、思想信条の発露という現象そのもを指していると、そう理解するならば「愚痴」「批判」「批評」「悪態」「不平」「不満」何でも表現であると、そういうことになります。
 でも・・・本当にそうなのでしょうか?

 例えば事実に基づかない誹謗中傷は逆に刑法犯に問われかねません。
 名誉棄損や威力業務妨害等の犯罪類型は広義に捉えたときの「表現の自由」に対する謙抑的制限が存在することを意味します。

 私も日本人の一人として浅田選手が銀メダルに終わったことは残念に思いますし、識者も含め多くの方が指摘している「判定の疑問」も、なるほど一理あるようにも思えます。
 しかしそうしたことから自らの裡に湧き出る感情のままに、中傷や非難を公にする気持ちにはなりません。
 匿名でのブログであっても、そこにその情報の受け取り手を想定している限り、やはりそれは公にする行為だと思うからであり、故に必然的に「文責」が伴うものだからだと、私は考えています。

 自由が保障される「表現」とは、事実に基づいた論理的かつ理性的なものなのであり、只単に己のうっぷんを晴らさんがために、叩きつけるように口汚い言葉を書き連ねることではないと思うのです。
 そして良く言われるように「自由」には「責任」が伴うのであり、匿名性の世界であっても表現の自由を発露する時には、当然の前提として文責を担うべきだと思うのです。

 一方韓国からのテロも又重大な問題を含んでいます。
 例えば2chにおいて「竹島は日本固有の領土である」という大真面目なスレが立って、そこに賛同する大量の書き込みが為されたとしましょう。
 それが論理的かつ理性的な言論であっても、もしかすると今回と同様のテロ騒ぎが起きかねない、そんな危うさを感じます。

 誰もが全世界に向けて情報発信でき、情報が完全に水平方向への無限の拡大を続けている現代。
 匿名性と表現の意味について、或いはまた真の意味での表現の自由の大切さについて、今回のこの騒動は深く考えさせられるものがあります。





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最終更新日  2010年03月02日 23時27分44秒
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